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旅行先でクレジットカードを使い過ぎました。一括返済より「リボ払い」に変更したほうがいい?

ファイナンシャルフィールド / 2023年8月31日 10時20分

旅行先でクレジットカードを使い過ぎました。一括返済より「リボ払い」に変更したほうがいい?

「旅行でクレジットカードを使い過ぎてしまい、一括払いでは支払いが厳しい……」このような経験がある人は多いでしょう。緊急措置としてリボ払いへの変更が考えられますが、本当に良い選択だと言えるのでしょうか。   本記事では、クレジットカードの支払いをリボ払いに切り替える効果や、リボ払いに伴うデメリットの紹介とともに、リボ払いに変更する是非や変更時に注意することを解説します。

クレジットカードをリボ払いに変更すれば1回当たりの支払額を減らせる

クレジットカードのリボ払いとは、 クレジットカードの利用金額にかかわらず、毎月、ほぼ一定の金額を支払っていく方法です。多くのクレジットカードでは、支払い方法を後日、リボ払いに変更できるコースが用意されています。
 
リボ払いには、支払い残高で毎月の支払い額が段階的に変動する「残高スライド方式」と、支払い残高が増えても返済額が固定される「定額方式」があります。いずれの場合も、一括払いと比べて1回あたりの返済額が少なくなるため、高額の買い物をした場合や、クレジットカードを使い過ぎて、利用総額が大きくなった場合など、毎月の負担額を分散することが可能です。
 

リボ払いに変更する前にデメリットを理解しよう

一括払いからリボ払いへの変更は、支払いの負担を一時的に軽減するのに役立ちます。しかし、デメリットもともなうため、リスクを理解した上で利用するかどうかを充分に検討することが必要です。
 
リボ払いにともなう主なデメリットには、次のようなものがあります。

●手数料(利息)が発生するため支払い総額が利用額より大きくなる
●気付かないうちに利用残高がふくらむことがある
●リボ払いを繰り返すと1回当たりの支払額が急に大きくなる場合がある
●支払いがなかなか終わらない可能性がある

 

手数料(利息)が発生するため支払総額が利用額より大きくなる

リボ払いを利用すると、必ず手数料(利息)が発生します。そのため、一括払いと比べて支払いの総額が大きくなることを頭に置いておきましょう。また、1回あたりの支払い額を少額に設定しすぎると、支払い回数が多くなり、その分、手数料の総額も多くなります。
 

支払いがなかなか終わらない可能性がある

1度リボ払いへの変更を経験すると、リボ払いを利用することへのハードルが下がり、繰り返しリボ払いを利用するようになる人は少なくありません。毎月、少額を支払いながら、支払った以上にリボ払いを利用することをくり返すと、リボ残高はいつまでもゼロにならず、長期間、返済を続けることになります。
 

気付かないうちに利用残高が膨らむことがある

リボ払いではクレジットカードを多く使っても毎月の支払い額が変わらないことから、「お金を使っている」という感覚がまひしやすくなります。度々の利用を重ねた結果、気付かないうちに利用残高が驚くほどふくらむケースもあるため、利用状況を常に自覚して、使い過ぎないよう心がけることが大切です。
 

リボ払いを繰り返すと1回当たりの支払額が急に大きくなる場合がある

利用しているクレジットカードが残高スライド方式を採用している場合、支払い残高が一定額を超えると、毎月の支払い額が増えます。急に負担が難しい金額になる可能性もあるため、支払い残高と毎月の支払額のルールを理解して、残高を確認しながら利用することが必要です。
 

2回払い・分割払いという選択肢もある

使い過ぎたクレジットカードの支払いの負担を分散する方法として、2回払いや3回以上の分割払いに切り替える選択肢もあります。特に2回払いは一般的に手数料がかからないため、リボ払いのように支払い額が大きくなるデメリットがありません。
 
また、分割払いであれば、支払い回数があらかじめ決まっているため、リボ払いのように残高がふくらんだり、いつまでも支払いが続いたりすることを回避できます。ただし、手数料率や支払い回数によっては支払い総額がリボ払いを上回るケースもあるため、シミュレーションをした上で、どのような支払い方法を選択するかを検討しましょう。  
 

リボ払いの特性を理解して利用するなら、変更して負担軽減するのもあり

旅行で使い過ぎたクレジットカードの返済の負担を軽減する方法として、リボ払いへの変更は1つの選択肢です。ただし、毎月の負担が少ないことに浮かれてしまい、デメリットを理解せずに、その後もリボ払いをくり返すと、気付いたときには支払いが困難な状態になっていることもあります。
 
リボ払いを利用するときにはリスクを踏まえて、できるだけ早くリボ残高をゼロにするよう、自制することが大切です。また、リボ払いに変更する前に2回払いなど、その他の方法も含めて充分に検討しましょう。
 

出典

一般社団法人日本クレジット協会 リボ払いを正しく理解しよう
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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