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一度、期間工をすると抜け出せなくなる? その魅力とは?

ファイナンシャルフィールド / 2023年9月1日 0時0分

一度、期間工をすると抜け出せなくなる? その魅力とは?

期間工は肉体労働であることから仕事がきついという声もあります。しかし、一度経験したことがある人のなかには正社員ではなく、再び期間工として働いている人もいるようです。期間工は期間限定で雇用される働き方なので、正社員のほうが良いという意見もあります。しかし、あえて期間工を選択する人もいるのは、その働き方に魅力があるからです。   そこで、本記事では期間工の魅力に注目して解説します。

未経験者でも高収入が得られるチャンスがある

日本の平均年収は、令和4年「賃金構造基本統計調査」の結果を見ると、月収31万1800円(男性34万2000円、女性25万8900円)です。
 

・期間工の平均月収は未経験者でも25万円以上が多い

期間工の収入は雇用される企業や業務内容によって異なりますが、未経験者でも月収25万円以上を提示しているところが少なくありません。少なくても20万円以上、高収入の企業では月収30万円以上得られるケースもあります。月収30万円以上得られる企業は4社に1社程度です。
 
一般的に、未経験者の場合は低めの収入からスタートするケースが多いですが、期間工の場合は経験を問わない場合も多く、未経験者でも高収入を得られるチャンスがあります。
 

・大手の自動車メーカーは特に収入が高い傾向がある

期間工は幅広い企業で募集されていますが、特に収入が高いのが大手の自動車メーカーです。一般的に、大手自動車メーカーでは月収30万円以上得られる場合が多く、待遇面でも各種手当が用意されています。
 

・正社員に登用される場合もある

期間工は最長2年11ヶ月まで同じ企業で働けます。その後は、ほかの企業で働くか、同じ会社でもほかの工場で働かなければなりません。しかし、実績を積めば正社員に登用されるケースも多いです。正社員になれば、さらに安定した収入を得られます。
 

期間工ならではの手当が多い

期間工として働く魅力には、さまざまな手当が支給される点があります。大手自動車メーカーを例に挙げてみましょう。
 

・満了慰労金

期間工は期間限定で雇用されており、その期間きちんと働いた場合、「満了慰労金」が支給されるケースが多いです。満了慰労金が支給される時期は6ヶ月満了ごと、6ヶ月在籍、3ヶ月在籍など企業によって異なります。満了慰労金の金額は各企業で異なり、たとえば、総額20~60万円前後のところもあれば、300万円前後支給される企業もあるなどさまざまです。
 

・入社祝い金

期間工は各企業に雇用された際に、入社祝い金が支給されることが多いです。入社祝い金の金額はそれぞれですが、50万円前後であるケースが一般的であるようです。
 

・経験者手当

こちらは支給している企業とそうではない企業があります。支給されている場合、数万~最大15万円前後です。
 

・更新手当

雇用期間が終了した際、そのまま雇用期間を更新されることがあります。そういった場合に支給されるのが更新手当です。たとえば、更新手当だけで20万円前後支給される企業もあります。
 

生活にかかる費用を抑えられる

一般的に、期間工は会社が用意した寮で暮らすことが多いです。しかも、寮費(家賃)は会社負担でかからないケースが少なくありません。そのため、条件が良い期間工の募集があった際、それがほかの地域だったとしても住む場所について心配する必要がないというメリットがあります。
 
企業によっては水道・光熱費もかからないところもあるので、その場合はさらに生活費を抑えられるでしょう。
 

・個室の寮が用意されているケースも多い

期間工が住む寮は個室がほとんどです。生活に最低限必要な家具や家電が備え付けになっている場合もあるため、入退寮の際に大きな荷物を持っていく手間も省くことが可能です。なかには、1日1食分は食費が無料になったり、毎月食費分が支給されたりする企業もあります。
 

期間工は短期間で貯金を増やしたい人におすすめの働き方

期間工は期間限定の雇用とはいえ、さまざまな手当が支給されています。また、毎月の収入そのものも高額であり、収入を増やしたい人などに向いている働き方です。
 
一般的には寮が完備されており、企業によっては家賃(寮費)、水道・光熱費や食費などがかからず、生活費を節約できる点もメリットといえます。1年間で高額な貯金をすることも難しくないので、向いている人にとっては魅力的な職業といえるでしょう。
 

出典

厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況 第1表 性別賃金、対前年増減率及び男女間賃金格差、対前年差の推移
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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