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「ペット禁止物件」ですが猫を保護しました。退去時にクリーニング費用を払えば飼っても問題ありませんか?

ファイナンシャルフィールド / 2023年9月2日 4時30分

「ペット禁止物件」ですが猫を保護しました。退去時にクリーニング費用を払えば飼っても問題ありませんか?

賃貸のなかには、ペット禁止の物件も多いため、ペットを飼うことをあきらめている人もいるのではないでしょうか。しかし、なかにはペット禁止物件に住んでいながらペットを飼っている人もいるかもしれません。果たして、退去時にクリーニング費用を払えばペット禁止物件でペットを飼うことは許されるのでしょうか。   今回は、ペット禁止物件でペットを飼った場合の退去費用などについて解説します。

ペット禁止物件でもペットを飼えることはある

一口にペット禁止物件といっても、種類によっては飼えるケースがあることをご存じでしょうか。一般的に、ペットと呼ばれているのは猫や犬、鳥などです。ペット禁止物件の場合、原則としてこれらのペットを飼うことはできません。多くの賃貸物件がペットを禁止している理由は、床や壁などを傷つけられるリスクが高いからです。また、物件にペットのにおいが染みついたり、鳴き声が近隣に迷惑となったりするリスクもあります。
 
ハムスターや蛇などは、不動産業界でグレーゾーンとされており判断が難しいところです。そのため、大家さんや管理会社に飼っても問題ないかを確認したほうが、あとでトラブルに発展する可能性も低くなります。熱帯魚や昆虫などは、近隣に迷惑をかける心配が少なく、部屋を傷つけるなどのリスクがなければ飼っても問題ないでしょう。
 

退去時にクリーニング費用を払えば大丈夫?

ペット禁止物件なのに内緒でペットを飼っている場合、「退去時にクリーニング費用を払えば大丈夫」と思っている人もいるのではないでしょうか。結論からいうと、退去時にクリーニング費用を払う・払わないといった問題ではありません。ペット禁止物件では、ペットを飼うこと自体が禁止されているため、飼いたい場合は大家さんや管理会社に相談することが必須です。場合によっては、相談の結果、大家さんや管理会社から許可が出る可能性もあります。
 
なかには、「今いるペットは許可しますが、次は飼わないでください」と言われるケースもあるようです。ただ、無断でペットを飼ってしまうと許可が下りず、契約解除や退去を言い渡される可能性もあります。その場合は、あきらめてペットが飼える賃貸物件へ引っ越しましょう。
 

ペットを飼っている場合の退去費用

ペットOKな物件に住んでいても、修繕費用は借主が負担する必要があります。「ペットOKな物件=好きなだけ傷つけて良い物件」ではありません。ペットOKな物件の退去費用は、家賃プラス10万~20万円が相場となります。家賃が8万円の場合、18万~28万円程度の撤去費用を覚悟しておきましょう。大手不動産サイトによると、一般的な賃貸物件の退去費用の目安は5万~9万円程度です。ペットOKな物件の場合、一般的な賃貸物件の3倍程度の撤去費用がかかることになります。
 
ペット禁止物件でペットを飼っていた場合、修繕費用に加えて違約金が発生する可能性があるため、注意が必要です。違約金は、一般的に家賃1ヶ月分が目安となりますが、契約によっては2~3ヶ月分を請求されるケースもあります。
 

ペット禁止物件でペットを飼うのはリスクが高い

ペット禁止物件では、原則として猫や犬、鳥などのペットを飼うことはできません。内緒でペットを飼っている場合は、早めに大家さんや管理会社に相談しましょう。特別に許可が下りるケースもありますが、最悪の場合は契約解除や退去を言い渡される可能性もあります。また、退去時に修繕費用に加えて違約金が発生するケースがあるため、注意しましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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