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話題にあまりあがらない「借金の平均額」。みんなどのくらい借入してる…?

ファイナンシャルフィールド / 2023年9月2日 4時40分

話題にあまりあがらない「借金の平均額」。みんなどのくらい借入してる…?

さまざまな統計やニュース記事で、頻繁に取り上げられるテーマのひとつに「貯蓄額がいくらか」があります。 しかし、その反対に「借金額はいくらあるか」ということは、話題に上ることは少ないといえるでしょう。   そこで今回は、借金の平均額について、厚生労働省のデータをもとにご紹介します。 自身の借入額が問題ない範囲なのか、一度、チェックしておきましょう。

借金の平均額はいくら?

厚生労働省が2022年に実施した「国民生活基礎調査」によると、全世帯における平均借入金額は、390万6000円でした。
そのうち、世帯の属性別の借入金額は、下記のとおりです。

<全世帯における平均借入金額>

●高齢者世帯:52万9000円
●高齢者世帯以外:556万9000円
●児童のいる世帯:1185万1000円
●母子世帯:246万6000円

とくに、子育て中の世帯において、借入額が多い傾向にあります。
 

どれくらいの借金額が多い?

世帯の大まかな属性や平均値だけでは、実際に、どれくらいの借金額が多いのかはイメージしにくいものです。
同調査では、年代や借入金額ごとの統計も公開しているため、ご紹介します。
 
年代・借入金額ごとの統計結果は、以下と、表1のとおりです。
表1では、「借入金なし」が全体で最も割合が多く(緑色部分)、黄色部分は、借入額で最も割合の多い金額になります。
最多を占めるのは、借り入れのない世帯ですが、借り入れがある場合では、高齢者世帯以外は、1000万円以上の借り入れがある世帯が多いことが分かります。

<世帯主の年代別平均借入金額>

●29歳以下:287万8000円
●30~39歳:1211万4000円
●40~49歳:970万4000円
●50~59歳:544万9000円
●60~69歳:192万3000円
●70歳以上:80万1000円

 
表1

※厚生労働省「2022(令和4)年 国民生活基礎調査」をもとに筆者作成
 
また特徴的なのは、児童のいる世帯でのみ、借り入れのある世帯の割合が、借り入れのない世帯の割合を上回っている点です。
1000万円以上の借り入れをしている「児童のいる世帯」は、合計41.2%で、住宅ローン・マイカーローン・教育ローンなどとの関係がうかがえます。
 

借金の平均額は390万円、しかし油断は禁物

借入金の平均金額は、390万6000円です。
しかし、ここから「みんなも借金をしているのか」と、油断することは禁物です。
借金がある場合は、早期の完済を目指して、コツコツと計画的に返済を進めていく必要があります。
 

出典

厚生労働省「2022(令和4)年国民生活基礎調査 Ⅱ 各種世帯の所得等の状況」(10-13ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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