ハイエース受注停止⁉「商用車販売台数」日本一の車に今何が起きている?
ファイナンシャルフィールド / 2023年9月2日 10時30分
![ハイエース受注停止⁉「商用車販売台数」日本一の車に今何が起きている?](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/financialfield/financialfield_231314_0-small.jpg)
初代ハイエースが、1967年に発売されてから56年。商用車として愛され、替えのきかない車として根強い人気を誇るハイエースですが、トヨタ販売店で、次々と受注停止になっているとのことです。「改良版発売」「フルモデルチェンジが予定されている」など、ちまたに流れる、さまざまなうわさをまとめてみました。
ハイエース受注停止!? その現状とは?
ハイエースは、1967年に「トヨエース」の小型版として発売されました。
現行の200系ハイエースは5代目で、フルモデルチェンジ版として、2004年に登場しました。
ハイエースは、商用バンが中心であるため、実際の数値は明らかではありませんが、2021年の月間販売台数は、7000~8000台だともいわれていて、商用車販売台数では日本一の人気車種です。
そのハイエースが、受注停止になっているとのうわさが、2023年4月頃から、口コミなどで広がっています。
トヨタの公式サイトを確認してみると、8月22日時点で、納期は注文から5~6ヶ月程度とあり、完全にストップしているわけではありません。
現行の200系ハイエースは、発売から20年近くが経過しても、国内外で人気が高く、ユーザーのみならず販売店からも、困惑の声が聞かれているというのが現状です。
受注停止でその後はどうなる? ちまたのうわさまとめ
受注停止になっているハイエースの今後はどうなるのかについて、ちまたでは次のようなうわさが流れています。
・300系ハイエースが後継車になる
2019年に「グランエース」の名で販売された300系が、現行ハイエースの後継車になるのではないかとうわさする人もいます。
ただし、全幅1970mmの国際仕様車は、日本国内では大きすぎるため、真実味に欠けているといえるでしょう。
・フルモデルチェンジで400系が登場する
フルモデルチェンジのうわさもあり、その場合は400系の登場となります。
しかし日本政府は、2035年までに新車販売を100%電動車にする方針を発表しており、現行ハイエースに電動車はないことや、エンジン車とディーゼル車でフルモデルチェンジをしても、10年後には新車販売できなくなる可能性を考えると、このうわさは現実的ではありません。
・改良型の「8型」になる
現行ハイエースは7型で、2020~2022年の3年連続で、一部改良を繰り返してきました。
今回の受注停止は、一部改良前のオーダーストップで、「7型後期型」または「8型」として登場するのではないかといううわさがあり、これが最も可能性が高いとされています。
替えのきかない「ハイエース」をどうしても購入したい場合は?
ハイエースの受注停止は、ディーラーごとに時期が異なります。
これは、各ディーラーが、メーカーから受注枠を割り当てられているからです。
どうしてもハイエースが欲しい場合は、割り当て数の残っているディーラーを探すことができれば、購入できる可能性があります。
受注停止をしているディーラーでも、納車待ちをしている方が、なんらかの事情でキャンセルするかもしれません。
また展示車・試乗車・新古車などが出てくれば、ハイエースを手に入れられる可能性があります。
トヨタからの発表はいまだなし! 続報や新たなリーク情報を待つのみ
次期ハイエースに関しては、正確な情報がいまだに得られないというのが現状です。
トヨタからの発表はなく、一部のファンが期待するフルモデルチェンジのうわさは、信頼性が低いといえます。
ハイエースの購入を検討している方は、実際に販売店へ足を運ぶなどして、できるだけ正確な情報を収集するようにしましょう。
出典
トヨタ自動車株式会社 「生産遅延に基づく工場出荷時期目処の一覧」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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