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娘が結婚し、奨学金を肩代わりすることになりました…。親が返済するのって「普通」ですか?

ファイナンシャルフィールド / 2023年9月9日 2時20分

娘が結婚し、奨学金を肩代わりすることになりました…。親が返済するのって「普通」ですか?

経済的な理由により、高校や大学への進学が難しい場合は、奨学金制度を利用するという方法があります。奨学金を借りるのは学生本人であるため、返すのも本人です。   しかし、結婚することになったときなどは、何かとお金がかかるため、ひとまず親が奨学金を肩代わりするという家庭も珍しくありません。返済が必要な奨学金制度を利用する際は、親子でじっくり話し合う必要があるでしょう。   本記事では、奨学金制度について、子どもに説明している親の割合と、奨学金の返済は誰の役割だと思うかについての、意識調査の結果などをまとめています。返済不要の奨学金制度についても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

奨学金制度について子どもに説明している親の割合

SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が実施した、高校生または大学生など(大学生・短大生・専門学校生・浪人生)の子どもがいる40~59歳の男女を対象にした調査「金融リテラシーと家庭の金融教育に関する調査 2023」によると、「子どもは奨学金制度を利用したことがある」と答えた人の割合は、24.9%でした。
 
そのうち、奨学金制度について、子どもに説明した人の割合は88.0%、説明しなかった人の割合は、12.0%という結果になりました。奨学金は、学生本人の責任で利用するものではありますが、お金の話を子どもとすることに対して、抵抗を感じる親御さんもいらっしゃるようです。
 

奨学金の返済は誰の役割?

「子どもの奨学金を返済するのは誰の役割だと思うか?」という質問に対しては、「親(親族含む)」が33.9%、「子」が29.2%、「親と子の両方」が36.2%という結果が出ています。
 
特に男性は「親(親族含む)」と答えた割合が最も多く、女性は「親と子の両方」と答えた割合が最も多くなり、男女でも考え方の違いがあることが分かります。
 
実際のところ「本人が行きたくて行く学校にかかるお金なので、本人が返済して当然」という考えの人もいれば、「計画的に教育資金を貯めておけなかった親の責任」という考えの人もいるでしょう。
 
「結婚したばかりの時期は、何かとお金がかかるため、その間だけ親が肩代わりするつもりでいる」という人も少なくないはずです。そうした将来のことも考えたうえで、誰が返済していくのかを、奨学金を申し込む前に、親子で話し合っておくことをおすすめします。
 

返済不要の奨学金制度もある

奨学金返済のことで不安がある場合は、返済不要の奨学金制度についても、調べておくとよいでしょう。
 
2020年4月からスタートした新制度により、世帯収入の基準を満たしていれば、支援を受けられるようになりました。対象になれば、授業料・入学金の免除・減額や、給付型奨学金の支給を受けることが可能です。
 
返済が不要であれば、子ども本人が将来的に、お金に厳しい時期がきたとしても、親が肩代わりしなければならなくなる心配もありません。
 

奨学金制度の利用を検討する前に確認しておこう

子どもの進学にあたって、奨学金制度を利用することになった場合は、卒業と同時に、返済生活がスタートすることになります。
 
無事に正社員として働くことができれば、子ども本人が返済できる可能性も高いですが、返済途中で結婚することになった場合などは、返済が厳しくなることも考えられるでしょう。
 
そのときになってからもめないように、誰がどの程度を返済するのかとか、返済不要の奨学金制度は利用できないのかなどを、事前に話し合っておくことをおすすめします。
 

出典

SMBC コンシューマーファイナンス株式会社 「金融リテラシーと家庭の金融教育に関する調査 2023」(13・14ページ)
独立行政法人 日本学生支援機構 「給付奨学金(返済不要)」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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