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1人暮らしは「パックご飯」「炊飯」どちらがお得? それぞれのメリット・デメリットも比較

ファイナンシャルフィールド / 2023年9月9日 4時40分

1人暮らしは「パックご飯」「炊飯」どちらがお得? それぞれのメリット・デメリットも比較

1人暮らしの食事計画において、毎日のごはんの調理方法を考えることは重要です。特に米は日本人の主食であるため、毎日でも食べたいという人も多いでしょう。一般的に、米を食べる際は炊飯する方法とパックご飯をチンする方法の2つがあります。   では、経済的な視点で見た場合、米を炊く方法とパックご飯をチンする方法ではどちらがお得になるのでしょうか。検証してみましょう。

米を炊飯する経済的なメリット

まず、米を炊飯して食べる場合について考えてみましょう。米は1袋を購入すれば、多くの食事に利用することができます。1袋の米の価格は通常比較的安価であり、その単価で見ると、炊いたご飯のコストは非常に低くなります。米の価格は天候の影響などによって変動しますが、総務省統計局が公表している「小売物価統計調査(動向編)」によれば、東京都のうるち米(コシヒカリ)の価格は5kgあたり2333円(2023年8月)です。
 
米は炊くと約2.2倍になるので、ご飯を茶わん1杯あたり150gだとすると米は68g、5kg購入すれば単純計算で茶わん約73杯分になります。1食1杯だとして金額に換算すると、1食当たり約31.9円の計算です。もちろん、米を炊く方法の場合、比較的高価な炊飯器の購入が前提となりますが、炊飯器は1度購入してしまえば長期的に使うことができます。また、米は1袋購入すれば数十杯分を炊けるため、長期的な視野で見た場合、米を炊飯することは経済的に考えてもお得であることがわかります。
 

パックご飯を利用する経済的なメリット

パックご飯は電子レンジで数分温めるだけで食べられる手軽なご飯です。電子レンジだけではなく、湯煎で食べられる場合も多く、忙しいときや炊飯したご飯が少し足りないときなどに便利な食材です。常温での保存が可能で、賞味期限も比較的長いため、もしものときのための非常食としても利用できます。
 
ただし、米を1袋購入して食べる場合に比べて、1食当たりのコストは高めです。パックご飯の価格は銘柄やブランドによって異なりますが、1パックあたり100~200円程度が相場です。米を毎日食べるような食生活の場合、パックご飯は炊飯する場合に比べて経済的には高くついてしまうでしょう。
 

週に2~3回しか米を食べない場合は?

米を毎日のように食べる場合、パックご飯より炊飯するほうが経済的にはお得です。では、米を週に2~3回程度しか食べない場合はどうでしょうか。実はこの場合でも、経済的に見れば炊飯する方法のほうがお得です。米を炊く場合、通常は食べる分だけ炊飯するのが一般的です。食べない分は保存できるので、結局1食当たりのコストが低い、炊飯する方法のほうが経済的にご飯を食べることができます。
 
また、炊飯して食べきれなかった米があっても、冷凍保存しておけば後で解凍してすぐに食べることもできます。パックご飯は炊飯器の購入が必要ないなど、初期コストがかからないというメリットはありますが、長期的に見れば米は炊いて食べるほうがお得です。
 

経済的には炊飯するほうがお得! ライフスタイルなどに合わせて使い分けよう

経済的な観点から見ると、米を炊く方法が通常はコスト効率が良いといえます。しかし、時間が限られている場合や、手間をかけずに済ませたい場合には、パックご飯が便利です。最終的には、個人のライフスタイル、好み、予算に応じてどちらの方法が最適かを考える必要があります。バリエーション豊かな食事を楽しみたい場合や、食材の無駄を減らしたい場合は、米を自分で炊く方法を検討することをおすすめします。
 

出典

総務省統計局 小売物価統計調査(動向編) うるち米 2023年8月
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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