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飛行機の便を変更すると「1万円」もらえる!?「フレックストラベラー制度」について解説

ファイナンシャルフィールド / 2023年9月12日 10時10分

飛行機の便を変更すると「1万円」もらえる!?「フレックストラベラー制度」について解説

飛行機の便を変更すると、協力金が受け取れる「フレックストラベラー制度」を知っている人はいるでしょうか。名前は聞いたことがあるものの、どのような制度なのか詳しく知らない人も多いかもしれません。本記事ではそのような人に向けて、フレックストラベラー制度の概要をはじめ、各航空会社ではどのような対応がおこなわれているのかを紹介します。

フレックストラベラー制度とは

フレックストラベラー制度は、航空券を予約した人の数が座席数を上回ることで、予約者数分の座席が確保できない場合に実施されます。具体的には、当該便の予約者の中から搭乗便の変更に協力してもらえる人を募り、その人たちに対して協力金やマイルの支払い、代替の交通手段の手配や、宿泊が伴う場合はその費用などの提供が実施される仕組みです。もともと、飛行機の予約数はさまざまな都合で搭乗できなくなる人が発生することを考慮して、一部の便においては座席数よりも多く予約を受け付けることがあります。
 
しかし、事前の想定よりもキャンセルが出なかった場合は、座席数より予約数が上回ってしまうため、このような制度を実施し、搭乗者数を減らす必要があるというわけです。
 

各航空会社の対応を知ろう

ここからはフレックストラベラー制度について、各航空会社がどのような対応を実施しているか、ANAとJALを例に紹介します。
 

ANA

ANAの航空券を予約した人の中でフレックストラベラー制度に協力すると、代替交通手段の出発日が当日である場合は1万円、翌日以降になる場合は2万円の協力金が支払われます。また、ANAマイレージクラブ会員のうち、あらかじめ「AMCフレックスパートナー」へ登録している人は、協力金ではなく「AMCフレックスパートナー協力マイル」というマイルでの支払いも可能です。マイルの場合は、代替交通手段出発日が当日の場合は7500マイル、翌日以降の場合は1万5000マイルが支払われます。なお、出発日が翌日以降になることで宿泊の必要がある場合、宿泊費や宿泊施設と空港間の交通費も負担してもらえます。
 

JAL

当該便の予約をした人で航空券を購入済みであること、締め切り時刻までに手続きの申告が終わっていることの条件を満たした乗客を対象に、フレックストラベラー制度を実施しています。具体的な対応についてはANAと同様、フレックストラベラー制度に賛同する乗客が当該便の出発日と同じ日に振替をした場合、協力金1万円もしくは7500マイルの協力マイルが支払われる仕組みです。翌日以降に振替をする場合は協力金2万円もしくは1万5000マイルの付与がおこなわれます。また、翌日以降の振替になることで宿泊の必要がある場合も、宿泊費や宿泊施設と空港間の交通費を負担してもらえます。
 

時間に余裕がある場合はフレックストラベラー制度を活用してみよう

フレックストラベラー制度は、予約者数が座席数を上回った場合のみ協力者が募集されます。そのため、自身の好きなタイミングで利用することはできませんが、そのような場面に遭遇した際に協力することで、協力金や協力マイルを受け取ることが可能です。時間に余裕があり、当該便以外の搭乗でも問題がない場合は、協力してみるのもよいでしょう。
 

出典

ANA フレックストラベラー制度

JAPAN AIRLINES フレックストラベラー制度(ご搭乗のお手続き)

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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