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祖母の荷物から「伊藤博文」のお札を発見! まだ使える? 1000円以上の価値はあるの?

ファイナンシャルフィールド / 2023年9月16日 2時10分

祖母の荷物から「伊藤博文」のお札を発見! まだ使える? 1000円以上の価値はあるの?

長い間開けていなかった場所を片付けると、思いがけず古いお金が出てくることもあります。古い紙幣が出てきたときは「まだ使えるのか」「価値は上がっているのか」といったことが気になる人もいるでしょう。今回は、伊藤博文の1000円札の現代の価値や、支払いの際に使用してもいいのかどうかを解説していきます。

伊藤博文の1000円札が発行されていたのはいつ?

伊藤博文の1000円札が発行開始になったのは、黒色記番号が1963年(昭和38年)11月1日、青色記番号が1976年(昭和51年)7月1日です。記番号とは、紙幣に印刷された数字とアルファベット(記番号)のことを指しています。記番号が黒色で印刷されたものが黒色記番号、青色で印刷されたものが青色記番号です。
 
印刷色が違うだけで、偽札ではありません。伊藤博文の1000円紙幣は1986年(昭和61年)1月4日に発行が停止されました。なお、この後に発行された夏目漱石の1000円札より横幅が14mm長いものでした。
 

すでに発行されていない古い紙幣はそのまま使える?

発行停止になったからといって、その紙幣が使えなくなるわけではありません。新しい紙幣が流通していても、その紙幣の価値のままで使うことができます。1000円札は、伊藤博文の後は夏目漱石、野口英世と変わっています。それでも、伊藤博文の1000円札も「1000円」として支払いに利用することが可能です。
 
ほかにも、2019年時点でまだまだ使える紙幣はたくさんあります。古いものでは明治から昭和33年にかけて発行された一円券、1946年(昭和21年)に発行を開始した五円券、1946年(昭和21年)から発行された十円券、1951年(昭和26年)より発行された五十円券なども使うことができます。
 
発行された紙幣が通用力を失うのは、法令に基づく特別措置がとられた場合です。なお特別措置は2023年時点で3回発動されており、それに該当する31種類の紙幣は使えなくなっています。
 

伊藤博文の1000円札は1000円以上の価値がある?

本来は1000円の紙幣でも、何らかの付加価値がついて1000円を超える額で取り引きされることもあります。伊藤博文の1000円札の場合、高いものだと一枚で200万円近くになるケースもあります。ここまでの金額になるのは、記番号が一切印刷されていないという珍しいケースです。
 
他にも、価値が上がりやすいケースとしては「記番号が200000や500000のようにキリ番になっているもの」「記番号が123456のように階段になっているもの」「記番号がゾロ目になっているもの」「100番目までといった発行番号が若いもの」「印刷ズレ」「裏写り」などが挙げられます。
 
未使用の新札も1000円を超える価値がつきやすいケースです。印刷ミスや記番号に特徴がある紙幣は全体的に価値が上がりやすい傾向にあります。
 

古い紙幣は思わぬ価値がつくことも

すでに発行停止になっている古い紙幣でも、支払いの際にそのままお金として使うことができます。伊藤博文の1000円札も、1000円として使うことは可能です。ただし、印刷ミスなど珍しい紙幣については1000円をはるかに超える価値がつくこともあります。もしその価値が気になるなら、記番号に特徴がないか、印刷にミスがないかをまず確認してみるといいでしょう。
 

出典

日本銀行 質問お札に印刷されているアルファベットと数字の色がいろいろありますが、にせ札ではないですか?

日本銀行 現在有効な銀行券

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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