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「お金持ち」が多いのはどこ?「相続税」の発生割合が高い都道府県ランキング

ファイナンシャルフィールド / 2023年9月16日 4時20分

「お金持ち」が多いのはどこ?「相続税」の発生割合が高い都道府県ランキング

「相続税」というとお金持ちにしか関係しない税金のイメージがありませんか? まさにその通りで、相続税は遺産が一定額以上ないと発生しない税金なので、基本的には、いわゆる「お金持ち」にかかる税金といえます。相続税は死亡した人の住所地の税務署に納めるので、相続税の発生割合が高い都道府県ほどお金持ちが多いと考えられます。   本記事では、相続税の発生割合上位の都道府県をランキング化してみたいと思います。

相続税の発生割合は「課税割合」でわかる

国税庁は毎年、相続税の申告実績を公表しているのですが、その中に課税割合も記載されています。課税割合は、死亡した人の数のうちで相続税が発生した人の割合を示しており、2021年分では死亡者数143万9856人のうち相続税申告書を提出した人数は13万4275人で、課税割合は9.3%となっています。つまり、100人に約9人の割合で相続税申告が発生しているということですね。
 
図表1では課税割合の推移を示していますが、2021年の9.3%という数字はここ10年間で最も高い数字となっています。
 
図表1
 
図表1
 
国税庁 令和3年分相続税の申告事績の概要
 

相続税の発生割合が高い都道府県ランキング

相続税の課税割合を都道府県別に見ると、課税割合の高い都道府県ほどお金持ちが多いと解せますね。それでは、課税割合の全国平均9.3%を超えている上位10都道府県を紹介します。
 

●1位…東京都18.1%
●2位…愛知県14.9%
●3位…神奈川県14.1%
●4位…埼玉県11.1%
●5位…京都府10.6%
●6位…静岡県10.5%
●7位…奈良県10.0%
●8位…兵庫県9.8%
●8位…千葉県9.8%
●9位…大阪府9.5%

 
お金持ちの多い都道府県と聞くと多くの人が、田園調布や成城学園前など数多くの高級住宅街を有する「東京都」を思い浮かべるのではないでしょうか。そのとおりに東京都が18.1%で断トツの1位です。全国平均の約2倍と考えると、非常に高率であることがわかりますね。
 
その他、2大都市である大阪府の課税割合が意外にも低いと思われませんでしたか? 2020年分ではさらに低い8.8%となっており、いずれも全国平均並みの課税割合です。隣県である京都府、奈良県、兵庫県の方が高い課税割合となっていることから、大阪府で働く富裕層は、隣県に居住地を持っているのかもしれませんね。
 

まとめ

相続税の課税割合でお金持ちの多い都道府県をランキング付けしてみました。やはり、関東や関西の都会が上位に並んでいることがわかります。2020年、2021年分ともに1位は断トツで東京都となっており、人口が多い分お金持ちも多いのか安定的に高い課税割合を記録しているようです。
 

出典

国税庁 令和3年分相続税の申告事績の概要

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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