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デート代を全部支払うのが正直しんどいです…デート代は割り勘にしないほうがいいのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2023年9月14日 9時40分

デート代を全部支払うのが正直しんどいです…デート代は割り勘にしないほうがいいのでしょうか?

「デート代は男が支払うもの」という認識をもっており、経済的負担が大きいと感じている男性も多いのではないでしょうか。デートは楽しいイベントではありますが、経済的負担が大きいと感じてしまうと、心から楽しむことができません。   近年は、賃金がなかなか伸びない状況に加えて物価の上昇が重なっていることから、なおさらデート代を2人分出すことに負担を感じることもあるでしょう。   本記事では、デート代を全部男が支払うことを負担に感じている20代男性の悩みを参考にしながら、コロナ後のデート事情などを解説していきます。

20代にとってデート代の負担は重い

脱コロナが進んでデートをする男女も増えていますが、恋活・婚活マッチングアプリ「Pairs」(ペアーズ)を運営する株式会社エウレカ(東京都港区)が、2022年10月に日本全国の20~59歳の男女5万人を対象とした、「コロナ禍におけるデート費用実態調査(2022)」によると、コロナ禍以降のデート1回当たりの平均支出は3450円でした。
 
「1人当たり」の金額なので、デート代をすべて男性が出す場合は約7000円の支出となります。また、コロナ禍ではなかった場合に行いたい、毎月の理想のデート回数は平均で「2.2回」でした。
 
男性がデート代を全額負担する場合、単純計算で毎月約1万5000円がデート代に費やされることになります。さらに、ゴールデンウィークや夏休み時期などの時期は、支出が増えるうえに旅行代も出すとなると、1回の旅行で10万円近い支出にもなるでしょう。
 
なお、総務省の「家計調査」によると、29歳以下の実収入は月36万7768円、実支出は月22万2255円でした。日本企業の多くは、まだ年功序列となっているなどのことから、20代前半の人ほど実収入は少ない傾向にあります。収入が少ない20代の人にとって、デート代の負担を大きく感じるのは致し方ないでしょう。
 

無理にデート代を負担することによるデメリット

「デート代は頑張って男が払わなくては」と考え、無理にデート代を出し続けることで、さまざまなデメリットを被ります。以下で、無理にデート代を負担することによるデメリットを解説します。
 

資産形成の妨げになる

無理にデート代を支出し続けると、当然ながら貯蓄や資産運用に回せるお金が減ってしまいます。近年は、NISAやiDeCoなどの税制優遇のある制度を活用して、資産運用を行う人も増えていますが、無理にデート代を出すと資産形成の妨げになってしまいます。
 
例えば、デート代を上手に抑えて「毎月3万円の投資を行っている人」と、無理にデート代を払っているため「毎月1万円しか投資に回せない人」の資産形成のシミュレーション結果を見てみましょう。年利3%で10年間運用したとき、運用成績は以下のように差がつきます。


・毎月3万円の投資を行っている人:419.2万円(元本360万円・運用収益59万2000円)
・毎月1万円の投資を行っている人:139.7万円(元本120万円・運用収益19万7000円)

※金融庁「資産運用シミュレーション」による

10年間で200万円以上の差がつき、運用年数が長くなればなるほど差は大きくなります。賃金が上がらず、物価が上がっている昨今において、デート代を負担し続けることで被る機会損失は大きいです。
 

見栄を張ってカードローンに手を出す恐れがある

「デート代は男が出すもの」と考えている人のなかには、ついつい見栄を張ってしまうこともあるでしょう。デート代を含む支出が収入を上回っている場合は、カードローンやキャッシングなどの借金に手を出すことにもなりかねません。
 
カードローンやキャッシングは、計画的に利用する分にはありがたいサービスです。しかし、見栄を張るために無計画な利用をすると、借金がどんどん膨らんでしまいます。このように、無理にデート代を負担することで経済状況が泥沼化してしまうリスクがある点には留意する必要があります。
 

持続可能なデートをする方法

婚活事業を複合展開する株式会社IBJ(東京都新宿区)が、2023年3月にIBJネットワークで活動する男女1539人を対象とした、「デート費用についての調査」によると、付き合った後のデート代に関して「少し多めに支払ってほしい」「割り勘にしたい」と回答した女性が約87%を占めています。
 
つまり、「デート代を全額払ってほしい」と考えている女性は少数派ということです。持続可能なデートをするためには、女性にもある程度負担してもらうことが重要といえるでしょう。仮にデート代を割り勘にできれば負担する金額は半分に減るため、家計への影響を抑えることができます。
 
もちろん、お互いの収入状況などに応じて「男性が少し多く払う」などの配慮をすることも大切ですが、そもそも関係性が持続できなければ意味がありません。持続可能なデートをするためにも、無理に男性側がデート代をすべて支払うのではなく、お互いに話し合ったうえで適度に負担してもらうことが大切です。
 

まとめ

デート代を2人分出すことに負担を感じているのであれば、「少し多めに出す」「割り勘にする」など、負担を軽減する工夫を行いましょう。
 
自分の経済力の範囲ならまだしも、経済力を超えてデート代を出すと将来的にも大きなデメリットになりかねません。持続可能なデートや交際をするためにも、見栄を張らずにきちんと家計管理を行うことを意識してみてください。
 

出典

株式会社エウレカ 「Pairs」(ペアーズ) コロナ禍におけるデート費用実態調査(2022)
総務省統計局 2022年家計調査
金融庁 資産運用シミュレーション
株式会社IBJ デート費用についての調査
株式会社IBJ
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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