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ホワイト企業だと思ったのに…。実は「ゆるブラック企業」だった? 転職成功で喜ぶ男性がハマった落とし穴

ファイナンシャルフィールド / 2023年9月17日 2時40分

ホワイト企業だと思ったのに…。実は「ゆるブラック企業」だった? 転職成功で喜ぶ男性がハマった落とし穴

近年、転職活動が活発です。ホワイト企業への転職に成功し人生が変わったという話も少なくありません。しかし、転職には落とし穴がつきもので、全員が満足のいく転職ができるわけではありません。   今回は「ゆるブラック企業」に転職した場合のお話を紹介します。

ブラック企業からホワイト企業へ

ゆるブラック企業とは「らくで居心地はよいが、社員が成長できず、収入も上がらない企業」を指します。
 
株式会社 AlbaLINKの「ゆるブラック企業」についてのアンケート調査より、ゆるブラック企業は全体の67.4%にものぼるとの結果が出ています。
 
ある男性は、仕事を通して自分が成長できる事と、同年代よりも高めの収入を励みに、10年間の新卒時から同じ企業に勤めていました。その会社は月平均50時間を超える残業と、上司からのきびしいことばでの指摘・指導が日常茶飯事のいわゆるブラック企業です。
 
厚生労働省は明確にブラック企業の定義をしていませんが、以下のような特徴があることを示しています。
 

●労働者に対する極端な長時間労働やノルマを課す
●賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど、企業全体のコンプライアンス意識が低い
●このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う

 
前述の男性の勤務先はこれらの特徴の多くにあてはまり、ストレスを感じ、転職を決意しました。無事内定を獲得し、新しい勤務先は残業は月10時間程度、社員同士の仲もよさそうで明らかに居心地がよさそうです。
 
男性はブラック企業から脱出しホワイト企業へ転職成功したと喜びました。しかし、いざ勤めてみると意外な落とし穴がありました。
 

転職先の実態は「ゆるブラック企業」

勤務して半年、男性は違和感と、物足りなさを感じ始めました。それは転職先が、ゆるブラック企業だったためです。
 
厳しい環境に耐えてきた男性は、残業が少なくなり、収入が一時的に少なくなることは覚悟していましたが、勤続5年の先輩社員の話を聞き、先輩が、現在の自分と給与がさほど変わらないことを知り、収入面での不安が強くなっていきました。
 

「ゆるブラック企業」とお金について

では、万一、ゆるブラック企業に転職してしまった場合の金銭面での工夫を紹介します。
 

収支管理

収支管理は非常に大切です。雑費や、使途不明金を減らし、支出を少なくするように努めましょう。金銭的余力が出てきたら、貯蓄や、NISAなどの投資に力を入れると金銭面での余裕が生まれます。
 

副業、複業

収入アップが期待できないことから、副業・複業をすることも検討することになるでしょう。残業時間が大幅に減れば、取り組む時間が確保しやすいはずです。時間や場所を問わずできる記事の執筆や、動画編集などのほか、勤務終了後に行えるデリバリーサービスの配達員などが考えられます。稼いだお金は娯楽にまわすのも、投資にまわすのもよいでしょう。
 

リスキリング

リスキリングとは学びなおしのことを言います。資格の取得や収入アップのためのスキルを獲得するとよいでしょう。副業に役立つものも多いです上、再転職にも有利に働くことが期待できます。
 

まとめ

ゆるブラック企業に転職したときのお話と金銭面での工夫について紹介してきました。昨今は、ブラック企業かホワイト企業か、の2択ではなく、こうした新たな概念も広がっているようです。転職を検討している方は参考にしてください。
 

出典

厚生労働省 確かめよう 労働条件 Q&A ブラック企業ってどんな会社なの?
株式会社 AlbaLINK 「ゆるブラック企業」についてのアンケート調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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