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30分の外出。エアコンは消したほうがよい?果たして「つけっぱなし」運転はお得なのか?

ファイナンシャルフィールド / 2023年9月17日 4時40分

30分の外出。エアコンは消したほうがよい?果たして「つけっぱなし」運転はお得なのか?

電気代が高騰しているなか、少しでも消費電力を抑えようと、エアコンをこまめに消している方もいらっしゃるかもしれません。   しかし、状況によっては、エアコンを「つけっぱなし」にしているほうが、電気代がお得になるケースもあります。   そこで今回は、エアコンをつけっぱなしにしたほうが、お得になるケースをご紹介します。 状況に応じて、使い方を工夫することで、電気代を節約できるでしょう。

エアコンで部屋が涼しくなる仕組み

エアコンは、部屋の中の熱を集めて、室外機の熱交換器にて外に熱を放出します。
熱が放出されて冷やされた空気は、再び室内機へ送られ、冷たい風としてエアコンから放出されるのです。
 
室内の温度が高ければ高いほど、上記の工程に多くのエネルギーを要するため、その分、消費電力が増して、電気代がかかります。
 
外気温が高い日は、室内の温度も上がりやすいため、つけっぱなしにして一定温度を保つことで、少ない消費電力での稼働が可能になります。
 

30分の外出では「つけっぱなし」がお得?

「つけっぱなし」と「こまめに消す」は、状況に応じて使い分けると、効率よく電気代を抑えられます。
ポイントは「外気温」です。
 
パナソニック株式会社の調査によると、外気温が35度超の猛暑の日には、室温が上昇しやすいため「つけっぱなし」運転がお得であるといいます。
実際の調査では、以下の結果が出ています。

【30分の外出を1日2回行った場合の電気代の差】

●外気温が35度超の場合、「つけっぱなし」運転のほうが電気代を抑えられた
●外気温が31~35度までであれば、電気代の差はわずか
●外気温が30度以下の場合は、「こまめに消す」運転のほうが、明らかに電気代を抑えられた
※室内温度26度、冷房温度設定26度でのシミュレーション結果

外気温が30度程度であれば、「こまめに消す」ほうが、電気代を安く抑えられることが分かりました。
真夏日は室温が上がりやすいため、外出時でも「つけっぱなし」がおすすめです。
 

今すぐできる! 電気代を安くする方法

外気温が高い場合には「つけっぱなし」がお得であることが分かりましたが、ほかにも、エアコンの使い方を工夫することで、より電気代を節約できます。

●エアコンのフィルターをこまめに掃除する
●風向きを上にする
●設定温度を1度上げる
●なかなか冷えないときは風量を上げる
●日が入る時間はカーテンを閉める
●室外機の周りに物を置かない
●10年以上使っているエアコンは買い換える
●扇風機やサーキュレーターを併用する

上記の方法を実践すると、今よりも電気代を安くできるかもしれません。
 
設定温度を1度上げることで、約13%の消費電力を削減できるといわれていますが、なかなか部屋が涼しくならないと感じることもあるでしょう。
その場合は、設定温度を下げるのではなく、風量を上げるほうが消費電力は少なくて済むため、節電につながります。
 

エアコンは外気温が35度を超えたら「つけっぱなし」がお得

パナソニック株式会社の調査結果から、外気温が35度を超えたら「つけっぱなし」のほうが、電気代を抑えられることが分かりました。
さらに、外気温が31~35度までは、どちらの運転方法でも、電気代の差はそれほど大きくはありませんでした。
 
しかし、家の断熱効果やエアコンの性能によっても、かかる電気代は異なります。
外出から帰宅したときに、室内の温度が大幅に上昇しているようであれば、「つけっぱなし」運転のほうがよいといえるでしょう。
状況に応じて、運転方法を使い分けることがポイントです。
 

出典

パナソニック株式会社 「つけっぱなし運転」はおトク?夏の「エアコン」節電ポイント
環境省 家庭でできる節電アクション
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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