収入が安定しない!繁忙期と閑散期を乗り越える家計「やりくり術」とは?
ファイナンシャルフィールド / 2023年9月19日 2時20分
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農業をはじめとして、繁忙期と閑散期の差がある職業は、閑散期の収入源の確保や、やりくりが重要になります。 本記事では、冬場が閑散期の職種の方に向けて、冬場に働ける仕事や、家計のやりくりのポイントについて、紹介します。ぜひ、ご家庭の家計管理に役立ててみてください。
冬場が閑散期の場合、どんな仕事で収入減を確保できるの?
冬場が閑散期の職業に就いている方は、閑散期をどのように過ごしているのでしょうか。本業以外の別事業を展開しているモデルや、期間限定で就業できる職種について、紹介します。
閑散期はどうしても収入が減ってしまうものですが、ほかの方の対策を知っておけば、新たなひらめきにつながるかもしれません。
本業を活用した別事業を展開
冬場が閑散期である農業の場合、本業で生産している農産物を使って、別の商品を展開する企業があります。例えば、夏に栽培したトウモロコシを使って、冬場にポップコーンを生産するといったパターンです。冬場に、食品加工業の仕事を展開できると、閑散期の収入確保につながります。また、雪が降る地域では、除雪活動で収入を得るケースも多く見られます。
年間を通じて安定した収入を得るためには、既存事業を応用した業種を、展開することがポイントです。
ほかの職種へ期間限定の就業
閑散期に期間限定でほかの職種へ就業することで、収入確保を図るパターンもあります。冬限定で就業する職種で多いものは、スキーインストラクターや建設作業員などです。スキーを趣味とする方であれば、スキーインストラクターはうってつけではないでしょうか。また、農作業従事者で重機の扱いが可能であれば、建設作業に従事して、公共工事を受注することで安定した収入を得られます。
閑散期の家計管理で困ることって?
閑散期であっても、衣食住に必要なお金は発生します。冬場を問わず繁閑の差がある職種の場合は、家計を管理するうえで、どのような点に困っているのでしょうか。
繁忙期と比較して収入が激減
閑散期は、繁忙期と比較して、稼働率も収益力も下がるため、必然的に収入が落ちます。閑散期になり暇になると、売り上げの低下にともなって、自身の生活に焦りが出てくるでしょう。実際に、農業を始めたばかりのときは「閑散期に収入がなく、この先の生活が不安だ」と、思った方も少なくないのではないでしょうか。
閑散期の収入減に備えて、繁忙期に確実に収益を得て、1年の収支計画を立てる必要があります。
閑散期の家計管理におすすめのポイントを紹介
前述のとおり、閑散期は、稼働率と収益力が低下する結果、収入が落ちてしまいます。そのため、どれだけうまく閑散期のビジネスモデルを構築したとしても、心配が尽きないという方もいるでしょう。
ここからは、閑散期でも乗り超えられる、家計管理のポイントについて紹介します。
自営業こそ手取り収入をはっきりさせる
まずは、繁閑の差がある自営業者だからこそ「手取り収入」の見える化が重要です。手取り収入を把握して、家庭として使えるお金をはっきりさせるためです。
事業収益と、家計に必要なお金を分けていなければ、事業か家計のどちらかに必要なお金を間違えて使い込んでしまった際に、トラブルになる可能性もあります。事前に収入を見える化して、事業と家庭に振り分ける準備を整えましょう。
生活防衛資金を事前に貯蓄しておく
生活防衛資金とは、不測の事態が起こっても生活できるように、生活に必要な最低限の貯蓄のことです。自営業者であれば、1~2年ほど仕事ができなくても、生活していけるだけの貯蓄が必要とされています。
生活防衛資金が必要な理由は、就業困難になったとしても、最低限生活できる基盤があるという事実が、精神的な安定材料になるからです。もしも働けなくなって、お金がなくなり、生活が立ち行かなくなれば、精神的に追い詰められて、家族にも支障をきたします。
現業を継続していくためにも、生活防衛資金の準備は早急に済ませましょう。
固定費の見える化
家計管理の大原則である、固定費の見える化も重要です。固定費とは、家賃や税金など、一定の金額を、決まったタイミングで支払わなければならない項目を指します。
支払わなければ生活に支障をきたすため、年間で必要な固定費の項目の洗い出しや、計算は必須です。事前に固定費の総額が分かっていれば、食費や水道光熱費などの変動費の予算組みもできるため、家計を管理するうえでも、必ずおさえておきましょう。
固定費の見える化には、ノートやパソコンでの管理がおすすめです。自動車税が5月に3万円程度、毎月の家賃が11万円程度などと、おおよその金額を記載しておくだけでも、資金繰りに役立ちます。
まとめ
繁閑期のある職業において、冬場が閑散期である職種の収入源の確保方法や、家計管理方法について、紹介しました。既存事業の応用や、ほかの職種への期間限定チャレンジなど、収入確保の方法もあります。また家計管理方法も、基本をおさえて、用意すべき資金を用意できていれば、閑散期も恐れずに乗り越えられます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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