「子どもの小遣い値下げ」はタブー? 「あげすぎ」だと思うので月2000円減らしたいけれど…。
ファイナンシャルフィールド / 2023年9月20日 7時40分
![「子どもの小遣い値下げ」はタブー? 「あげすぎ」だと思うので月2000円減らしたいけれど…。](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/financialfield/financialfield_235115_0-small.jpg)
電気代高騰や物価上昇によって、多くの家庭で節約や出費を抑える工夫がなされています。通信費や電気代といった、根本的な部分に着目する人がいる一方で、娯楽費や被服費などを削る人もいるでしょう。場合によっては、子どものお小遣いも節約の対象となるかもしれません。 今回は家計の節約において、子どものお小遣いに着目したRさんの事例をみていきましょう。
「あれ?うちの子のお小遣いって高くない?」節約妻の気づき
Rさんは現在、高校2年生の娘を持つ、40代の母親です。昨今の経済情勢だけでなく、家庭の事情も相まって節約に対して意識が向いていると語っています。
「つい先日、夫が転職したのですが、年収が30万円ほど下がっちゃったんですよ。何度も話し合いをしたので、年収が下がったこと自体に不満はありません。ただ、最近の値上げラッシュと時期がかぶってしまったのが負担になっていますね」
転職によってキャリアアップを目指す場合、一時的に年収が下がってしまうこともあるでしょう。夫も年収が下がることに対しては、もちろん悩んだそうですが「将来的なキャリアアップのため」ということもあって、Rさん自身が背中を押したそうです。
こうして、Rさんの家庭でもさまざまな節約を行っていくことになったようですが、ふと子どものお小遣い額が気になったといいます。
「高校2年生の娘がいるんですけど、毎月のお小遣いとして7000円与えていたんですよ。ママ友や親せきに聞いてみると、これが他の家庭と比べても高いことに気づきました。勉強に必要なお金や美容院代などは、お小遣いとは別に与えているので、お小遣いは2000円程度減らしてみても良いと思ったんです」
事情があるとしても、いきなりお小遣いを減らされては、子どもは納得できないでしょう。高校生にしてみれば、自由に使えるお金が毎月2000円減ることのストレスは大きく、Rさんの家庭では現在も口論が続いているといいます。
子どものお小遣いを下げる前に! 家計節約のポイントを見直そう
昨今の経済状況や家庭の事情により、多くの家庭で節約が求められています。Rさんの家庭もその一例で、夫の転職により年収が下がり、さらに最近の値上げラッシュが重なったため、家計が厳しくなっています。
しかし、子どもにとって、いきなりお小遣いを減らされることは、ストレスになります。そこで、子どものお小遣いを下げる前に、まず家計を見直すことをおすすめします。
1.支出の見直し: まず、家計簿をつけて、支出を把握しましょう。食費、光熱費、交通費、通信費、保険料など、支出の項目ごとに、どれくらいの金額がかかっているかを正確に確認します。
2.不要な支出の削減: 支出の中で、不要なものや、節約できるものを見つけましょう。例えば、外食費を減らし自炊を増やす、スマホのプランを見直す、保険料を見直すなどです。
3.固定費の見直し: 家賃やローン、保険料などの固定費も見直しの対象です。例えば、住宅ローンの見直しで月々の支払い額を減らすことができるかもしれません。
4.節電・節水: 日々の生活で、電気や水道の使い方に注意することで、光熱費を節約することができます。
5.買い物の工夫: 買い物の際には、セールや割り引きを利用する、まとめ買いをする、無駄な買い物を避けるなど、工夫をしましょう。
子どものお小遣いを減らすことは、家計の節約につながりますが、子どもにとってはストレスになります。そのため、まずは上記のポイントを参考に、家計の見直しを行い、必要に応じてお小遣いの見直しを検討することをおすすめします。
また、お小遣いの見直しを行う際には、子どもに事情を説明し、理解を得ることが大切です。お小遣いの使い道や、家計の状況について、オープンに話し合うことで、子どもも納得しやすくなります。
まとめ
家計が厳しい時期に子どものお小遣いを減らすことは、親にとって避けたい選択肢の一つです。Rさんの家庭でも、夫の転職と物価上昇が重なって家計が厳しくなり、娘のお小遣いを減らすことを考えましたが、それが子どもにとってストレスになり、家庭内での口論が続いています。
このような状況を避けるためにも、まずは家計全体の支出を見直し、不要な支出を削減し、節約を心掛けることが大切です。そして、必要に応じてお小遣いの見直しを検討し、子どもに事情を説明し、理解を得ることが重要です。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
年収600万円ですが、毎月私の貯金から2~3万円補てんしないと生活費が足りません。妻は育児が忙しくて働けないというので副業を始めるべきでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年6月23日 5時10分
-
2024年に値上げが見込まれる「固定費」って一体何?
ファイナンシャルフィールド / 2024年6月18日 11時30分
-
夫の定年で年収が下がるので「お小遣い」も3万円から減らしたいです。どのくらいが「妥当」な金額でしょうか。
ファイナンシャルフィールド / 2024年6月13日 10時20分
-
「モンベル」の高性能ジャケットを着ている人をよく見かけます。みんな経済的に余裕があるのでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年6月7日 6時0分
-
小遣いと別に「スタバ代と便秘予防代で月2万4000円請求」高2娘の言いなりの親を待ち受ける致命的家計崩壊
プレジデントオンライン / 2024年6月2日 10時15分
ランキング
-
1ソニー宮城拠点、250人削減=ブルーレイ、生産縮小
時事通信 / 2024年6月29日 15時49分
-
2「クレカタッチ」は交通系ICカードを駆逐するのか 熊本で「全国相互利用」離脱、一方で逆の動きも
東洋経済オンライン / 2024年6月29日 7時30分
-
3「押しボタン式信号」なぜ“押してすぐ青”にならないケースが? 納得の理由があった!
乗りものニュース / 2024年6月29日 16時42分
-
4作文は「理系だと苦手」「文系が得意」という大誤解 算数が得意な子は大概「作文もうまい」納得理由
東洋経済オンライン / 2024年6月29日 10時0分
-
5池袋西武とヨドバシ「売り場折半」の波紋と懐事情 北側にヨドバシ出店、西武の集客力に影響は?
東洋経済オンライン / 2024年6月29日 10時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)