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5年ほど前、奨学金の返済が遅れたことがあります。住宅ローンの審査に影響はあるでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2023年9月20日 8時50分

5年ほど前、奨学金の返済が遅れたことがあります。住宅ローンの審査に影響はあるでしょうか?

住宅ローンを申請する際、審査には多くの要因が影響を及ぼします。その中でも、奨学金がどのように審査に影響を与えるかについて疑問を抱く人が多いかもしれません。   特に奨学金の返済が遅れたことがある場合は、住宅ローンにどのような影響を与えるのでしょうか。そこで今回は、奨学金が住宅ローン審査に与える影響について解説します。

貸与型が多い日本の奨学金制度

奨学金は、教育を受けるために提供される金銭的な支援または資金です。学生が大学、大学院、専門学校、高校、または他の教育機関で学ぶための費用を補助するために提供されます。
 
利子付きで提供される貸与型もあれば、条件を満たせば返済不要の給付型奨学金を受け取ることも可能です。ただ、日本の奨学金制度は返済が必要な貸与型が多いため、奨学金を利用して進学や留学をした場合は、基本的に返済する必要があります。
 

奨学金は住宅ローンにどこまで影響を与える?

貸与型の奨学金は返済期間が長いことも多く、大学進学時に利用した奨学金を30代になっても返済している場合があります。
 
その場合、いわば返済中の借入金がある状態なので、そもそも、住宅ローンを組むことができるのか疑問に思う人もいるでしょう。実際には、住宅ローンの審査は他の借入金があっても組むこと自体は可能です。
 
住宅ローン審査に重要なことは、借入金の有無というより、たとえ借入金があっても計画的に返済できているかどうかを重視します。ローンを貸し付ける金融機関にとっては、貸し付けたお金が返ってこないことを最も問題視します。
 
借入金があっても返済がとどこおりなく行われていれば、ローンを貸し付けてもしっかり返済してもらえる見込みが立つため、奨学金をしっかり返済していれば問題なく住宅ローンを組むことが可能でしょう。
 

奨学金の返済が遅れていたら

奨学金の返済が遅れたことがある場合、住宅ローンを組む際に悪影響を及ぼす可能性があります。特に3ヶ月以上、返済を遅延・延滞していた場合は要注意です。
 
というのも、3ヶ月以上の遅延・延滞を続けると、ブラックリストと呼ばれる信用情報機関に事故情報が掲載される可能性があるからです。ローン貸し付けを行っている金融機関は、審査の際に信用情報機関を参照します。
 
その際、事故情報が記載されていれば、ローンの貸し付けができないといった措置が取られるケースがあります。では、一度でも奨学金の返済を延滞したら、二度と住宅ローンを組めなくなるのかといえば、そういうわけではありません。
 
信用情報機関に事故情報が掲載されるのは、基本的に5年が目安です。事故情報の掲載から5年が経っていれば、既に情報は消去されているかもしれません。5年前に奨学金の返済が遅れ、自分がブラックリストに掲載されているかどうかわからない場合は、自身でも事故情報を確認することができます。
 
事故情報を自分で確認するためには、信用情報機関として知られる「JICC・CIC・全銀協」といった機関に本人開示請求することで確認できます。基本的に本人の開示請求が借り入れ申し込み先に知られることはないので、その点は安心しても大丈夫といえます。
 

奨学金の返済は計画的に!心配なら信用情報を確認してみよう

奨学金といっても有利子の貸与型の場合、返済金額が比較的、高いことも多いため、過去に返済が遅れてしまった経験を持っていても不思議ではありません。
 
ただ、返済が遅れればブラックリスト入りすることもあり、そうなれば住宅ローンの審査に大きな影響を与えてしまいます。奨学金の返済は計画的に行うことを心がけつつ、過去に遅延・延滞を経験している場合は、自身の事故情報がブラックリストに掲載されているかどうか確認してみるとよいでしょう。
 

出典

独立行政法人 日本学生支援機構
一般社団法人 全国銀行協会 本人開示の手続き
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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