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「26度でエアコン」ってもったいないですか? 扇風機だけだと湿気が気になり悩んでいます…

ファイナンシャルフィールド / 2023年9月23日 2時10分

「26度でエアコン」ってもったいないですか? 扇風機だけだと湿気が気になり悩んでいます…

日本の夏は気温の高さだけでなく、湿度も高く蒸し暑くてより不快に感じられます。そのため、エアコンは家庭やオフィスでの快適な環境づくりに欠かせない存在となっているのです。とはいえ、電気代もかかるので設定温度が気になる人も多いでしょう。気温が26度でエアコンをつけるのはもったいないのでしょうか。   本記事では、エアコンの使用時の気温目安、冷房とドライの使い分け、そして電気代の違いについて詳しく解説します。

エアコンの冷房をつける気温の目安は?

エアコンの冷房を使い始める「気温の目安」というのは一概には言えませんが、一般的には室温が30度を超えると多くの人が冷房を使用する傾向があるようです。
 
環境省によれば、エアコンの設定推奨温度は28度で、実際の設定温度の平均では26.7度となっています。湿度が高いと、体感温度はさらに上がるため、28度程度でも不快に感じることがあります。このような場合は、設定温度を低くすることで快適な環境を保つことが可能です。26.7度という平均値は納得がいく数値といえるでしょう。
 

冷房・ドライの使い分けと電気代の関係

エアコンの機能には冷房と除湿(ドライ)がありますが、基本的に冷房は温度を、除湿は湿度を調整します。この違いが夏の快適性や電気代に影響を与えます。冷房は設定温度まで部屋を急速に冷やすため、消費電力が高くなりがちです。そのため、冷房を長時間使用すると、電気代が高くなる可能性があります。
 
一方、除湿は湿度が設定値に達するまで基本的には冷房の弱運転を行いますが、一般的に電気代はそれほど高くならないとされています。
 
暑さが主な不快の原因であれば、冷房が最適です。特に室内外の温度差が大きい場合、冷房で一気に温度を下げることができます。しかし、ジメジメとした湿度が気になる場合や、室内で洗濯物を干しているときなどは、除湿機能がより適しています。近年の高機能なエアコンでは、湿度と温度を同時に制御するモードが設定されている機種もあります。
 
例えば、ある機種には「快適除湿モード」が搭載されていて、湿度と温度を適切にコントロールするのです。このようなモードを利用することで、室温を大きく下げずに快適な環境を維持することが可能です。状況や優先したいポイントに応じて、冷房と除湿の使い分けを行うことが、快適な室内環境と電気代の節約につながるでしょう。
 

エアコンの節電方法のポイント

エアコンの節電方法にはいくつかのポイントがあります。まず、適切な温度設定を行うことが基本です。エアコン設定温度を1度上げると、冷房時の消費電力量は約13%削減されるというデータもあります。設定温度と快適さのバランスを考えて、こまめに調節するとよいでしょう。
 
次に、定期的なフィルターの掃除も重要です。掃除を怠るとエアコンが効率よく動作しなくなり、それが電気代の増加につながる可能性があります。また、風の向きを上手に調整することで、部屋全体を効率よく冷やすことができます。サーキュレーターや扇風機などを補助的に使う方法も効果的です。
 

定期的なメンテナンスも忘れずに

エアコンは快適な環境を作るために非常に便利ですが、その使用方法や設定によっては電気代がかなりかかることもあります。室温26度での運転は、湿度との兼ね合いもあり一概にもったいないとは言えません。冷房か除湿かも含め、節電と快適性のバランスを考慮した上で判断しましょう。
 
電気代節約のためには、状況に応じて適切な設定温度とモードを選ぶ工夫が必要です。また、定期的なメンテナンスを行い、効率の良い運転を心掛けることも重要です。
 

出典

環境省 エアコンの使い方について
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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