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世帯年収500万円、住宅ローンっていくらまで借りられる? ~住宅ローンの選び方と返済プラン~

ファイナンシャルフィールド / 2023年9月30日 0時20分

世帯年収500万円、住宅ローンっていくらまで借りられる? ~住宅ローンの選び方と返済プラン~

住宅は人生の中で最も大きな買い物です。それゆえ、購入にはとても慎重になりますし、住宅ローンは何を基準に選べば良いのだろうか、返していけるだろうかと不安にもなります。そこで、今回は住宅ローンの選び方と返済プランの立て方について解説します。

住宅ローンの選び方

固定金利にしろ、変動金利にしろ、やはり第一に考える選定基準は金利でしょう。特に変動金利は金利の低さから選ぶ人が多く、どの銀行の金利が低いかはインターネットで調べればランキングが出てきます。
 
ランキング上位の銀行をメモしておきましょう。そして、メモした銀行の団信(団体信用生命保険)を調べます。万一のことがあった場合に、住宅ローン残高がゼロになる団信は、ほぼどこの銀行でも保険料不要で付帯されていますが、がん、三大疾病や七大疾病などの時でも所定の状態で住宅ローン残高がゼロになる上乗せ保障は、銀行によって違いがあります。
 
保障内容や費用は銀行によって異なりますから、ここをチェックすると銀行を絞りやすくなります。住宅ローン残高がゼロになる条件として、よく「所定の状態になったら」と書かれていますが、特にチェックしたいのが、この「所定の状態」が何を指すのかです。
 
「入院したら」なのか「手術したら」なのか「60日間仕事ができない状態が続いたら」なのか等各社違いがあります。
 
そもそも、この条件を知らずに契約してしまうと、「そんなことは知らなかった」と、なってしまいますから、最初にしっかりチェックしておく必要があります。また保障を上乗せすると金利の上乗せも発生します。金利の上乗せがどの程度なのかも比較ポイントになります。
 
その他、給与受取口座にしないといけないなどの条件や、ATMの多さや手数料条件などもチェックポイントとなるでしょう。
 

返済プランを考える

次に、無理なく返せる返済プランを考えます。これは、子どもの有無、子どもの年齢によって異なりますが、返済額は年収の15~30%以内に抑えるとよいでしょう。
 
子どもが未就学児の場合、今はそれほど子育て費用にお金がかかっていないとしても、そのうちかかってくるようになります。子どもが未就学児の場合は15~20%以内に抑えておくと安心です。
 
たとえば、世帯年収が500万円なら
500万円×20%÷12ヶ月= 8.3万円
 
毎月の返済が 8.3万円以内になるようにローンを組むということです。とはいえ、住宅ローンの返済額を小さくして、日々の生活費に余裕を持たせた分、必要以上に教育費やレジャーにお金をかけて良いというわけではありません。
 
特に変動金利で借りたなら、金利上昇リスクに備える必要があります。毎月の返済が少ない分、金利上昇の兆しが見えたら、ある程度の繰上げ返済ができるように資金を作っておく必要があります。
 
つまり、変動金利ほど金利上昇リスクに備えて貯蓄計画をしっかり立てる必要があるということです。「10年後に500万円の繰上げ返済をするために年間50万円貯める」などの具体的な貯蓄計画を、住宅ローンを決める際に併せて考えておくと安心です。
 

ライフプランを作成しよう

住宅ローンの選び方、返済プランの立て方をお伝えしましたが、さらにライフプランを作っておくと返済計画が可視化されるため安心です。
 
もし、将来赤字になることが予想されるなら、購入金額を引き下げる必要があるでしょうし、逆に購入金額を引き上げても問題ないと分かるかもしれません。ライフプランを作っておくと、失敗しない住宅購入を実現することができるでしょう。
 
執筆者:前田菜緒
FPオフィス And Asset 代表、CFP、FP相談ねっと認定FP、夫婦問題診断士

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