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母が「NHKの集金が来たから払っておいた」と言うのですが、すでに受信契約していても訪問に来るのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2023年10月6日 5時10分

母が「NHKの集金が来たから払っておいた」と言うのですが、すでに受信契約していても訪問に来るのでしょうか?

NHK受信料の訪問集金は、現在行われていません。そのため、NHKを名乗る人物が集金に来た場合は、ほぼ詐欺と考えてよいでしょう。   例えば、「受信料の改定で今回だけ」「口座残高が足りず引き落とせなかったので」など、特別な事情があって集金に来たかのように装い、お金をだまし取ろうとする事例も確認されています。こうした被害に遭わないためには、事前に、詐欺の手法について知っておくことが大切です。   今回は、NHKの受信料詐欺の手法や、同様の訪問があった際の報告・相談先について、ご紹介します。

「NHKの集金です」は詐欺

NHKは、訪問による集金を、2008年10月に廃止しています。そのため、現在「NHKの集金です」と言って訪問してくる人がいたら、詐欺と判断してよいでしょう。
 
現在、NHK受信料の支払い方法は、払込用紙・口座振替・クレジットカード払いに統一されており、そのほかの手段による支払いには対応していません。
 

NHK受信料詐欺における手法

NHK受信料の詐欺では、下記のような内容を言葉巧みに伝えて、金銭を要求してきます。
 

●受信方法や契約プラン変更にともなう不足金の徴収
●受信料改定による返金

 
確認されている事例では、2011年に完了したデジタル放送への移行にともなう追加料金の徴収や、2020年に開始された「NHKプラス」という新サービスの利用料の徴収などが、理由として用いられました。
 
そのため、今後新しいサービスが開始される際には、同様の訪問集金詐欺が発生する可能性があります。その場での支払いや、金融に関する情報提供を求められても応えないように、子どもを含めた家族全員で、共有しておく必要があるでしょう。
 

もし被害に遭ってしまったら

今回のように、もし被害に遭ったことが判明した場合は、警察(#9110)や消費生活センター(188)へ相談しましょう。警察へ相談する場合は、緊急時に使用する「110」ではなく、「#9110」の相談電話にかける必要があります。
 
また、もし「被害に遭いそうになった」という場合も、「総務省関東総合通信局」や「NHKふれあいセンター」へ相談・報告をしておきましょう。こうした機関へ相談・報告をすることで、市区町村へ報告されて、詐欺の発生が周知され、ほかの家庭における被害を防ぎやすくなります。
 

情報収集をして集金詐欺被害を回避しよう

詐欺の被害に遭わないためには、その手口について知ることが大切です。「また詐欺被害のニュースか」と思ってスルーせずに、手口と相談先について知り、被害に遭わないように備えておきましょう。子どもや高齢の方も含めて、訪問員だという人が来ても、対応しなくてよいことを共有しておきましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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