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貯金しかしてこなかったため、つみたてNISAに対して懐疑的になっています……。メリットとデメリットを教えてください!

ファイナンシャルフィールド / 2023年10月12日 3時0分

貯金しかしてこなかったため、つみたてNISAに対して懐疑的になっています……。メリットとデメリットを教えてください!

超低金利時代といわれる現代において、貯金だけで資産を増やすのは容易ではありません。対策として投資に注目が集まり、つみたてNISAも広く活用されるようになりました。   そういわれても、貯金ばかりして投資と無縁だった人は、この制度に対して懐疑的な気持ちになることもあるでしょう。そこで本記事では、つみたてNISAの申し込みを検討しやすいように、具体的なメリットとデメリットを詳しく解説します。

つみたてNISAのメリット

つみたてNISAには複数のメリットがあり、以下に紹介する3点は特に恩恵が大きなものです。
 

・運用益と分配金が非課税

一般的な投資では、運用で得た利益と分配金は課税対象になります。それに対して、つみたてNISAではどちらも最長20年まで非課税です(金融庁公式サイトを参照)。得た利益全額を受け取れますし、分配金に関しては投資信託の追加購入に回せます。
 

・購入のタイミングの見極めが不要

金融商品を購入するタイミングの見極めは難しく、それが原因で投資を敬遠している人も見受けられます。つみたてNISAはドル・コスト平均法に基づいて定期的に購入するため、そもそもタイミングを見極める必要がありません。
 

・少額の積立額で投資が可能

金融庁は、つみたてNISAは100円などの少額設定が可能だと説明しています。金融機関ごとに最低金額は異なりますが、基本的には生活の余剰金で続けられる水準となっています。このメリットにより、長期的な視点で資産形成に取り組める点も魅力です。
 

つみたてNISAのデメリット

つみたてNISAには以下に挙げるデメリットもあるので注意しましょう。
 

・元本割れのリスク

元本保証型の金融商品をつみたてNISAでは扱っていません。つまり、貯金とは違い、市場の動き次第で元本割れになるリスクがあります。安全性の高い長期運用が前提となっていますが、最終的に損をする可能性もあるということです。
 

・投資の柔軟性の低さ

一般的な投資と比べると、つみたてNISAは選択できる金融商品の種類が少ないです。金融庁の設けた要件を満たす投資信託に限られています。そのため、投資を柔軟に楽しみたい場合は不満を感じる可能性が高いです。
 

・損益通算が不可能

つみたてNISAで損失が生じても、他の投資との運用益と損益通算を行えません。損益通算とは損失と利益を相殺して課税額を下げる制度です。
 
よって、損失の発生時に税制上の恩恵がないことを理解しておく必要があります。
 

自分の観点でメリットとデメリットをチェック

上記のメリットとデメリットをふまえて、自分につみたてNISAが向いているのか検討することが大事です。例えば、ずっと貯金だけをしてきた人は、元本割れのリスクが極端に気になるかもしれません。
 
また、つみたてNISAを貯金と同じような感覚で考えて、積極的に運用するもつもりがない人も見受けられます。その場合、投資の柔軟性が低いというデメリットは、たいした問題とは感じないでしょう。
 
一方、購入のタイミングを見極めなくて良いことが、とても魅力的なメリットに思える可能性もあります。このように、自分の観点でメリットとデメリットの重要性を判断しなければなりません。
 

投資の初心者なら検討の価値あり!

つみたてNISAの申し込みを検討するなら、どのような制度か把握することが必要です。特にメリットとデメリットを正確に理解しなければなりません。
 
そのうえで自分に合うのか慎重に判断する姿勢が求められます。ただし、投資の初心者向けの制度であることは確かです。これから資産形成をするなら、つみたてNISAを頭の片隅に入れておくと良いでしょう。
 

出典

金融庁 つみたてNISAの概要
金融庁 つみたてNISA早わかりガイドブック
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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