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車は「5年おき」に買い替えるのがお得? 10年乗る人とは「400万円」の差に!? メリットについても解説

ファイナンシャルフィールド / 2023年10月13日 2時10分

車は「5年おき」に買い替えるのがお得? 10年乗る人とは「400万円」の差に!? メリットについても解説

車を5年おきに買い替える人、周りにいませんか? どうしてそんなに早く買い替えるのか聞いてみると、「下取りが高いうちに買い替えた方がお得だから」との回答。本当にそうなのでしょうか。本記事では、5年おきと10年おきとで車を買い替えた場合の支出総額を計算してみます。

車を5年で買い替える理由

まずは、なぜ「5年」なのかについて解説します。5年での売却には以下のようなメリットがあるからです。
 

●2回目の車検代が不要になる
●車の価値は5年を境に下がり幅が大きくなる傾向がある
●ローン完済のタイミングが多い

など

 
車検のタイミングでの買い替えは、「5年」に関係なく多くの人が検討するのではないでしょうか。車検は安くても10万円前後かかるので、車検を通す前に買い替えることでその出費を避けられるからです。車検を受けていれば10万円かかっていたとすると、実質的には新しい車を10万円引きで買えたという考え方もできますね。
 
一般的に車の価値は新車購入時から下がる一方ですが、5年を機に急落する可能性が高いとされています。300万円で購入した車を5年後に売れば100万円だったとしても、3回目の車検時である7年目では50万円ということも考えられます。「下取りが高いうちに買い替えた方がお得だから」という理由は、これに当たります。
 
あとは、返済期間5年のローンで車を購入している人は、ローン完済のタイミングになります。また新しくローンを組んで新車を選べる時期というわけです。
 

買い替え期間5年と10年の支出総額

それでは買い替え期間5年と10年で、どのくらい支出が変わるのかを計算してみましょう。車を所有する期間は20歳から70歳までの50年間とし、購入するのは毎回300万円の新車、5年で買い替える場合の下取り価格は100万円、10年では0円とします。車検は1回10万円と仮定します。
 

【5年】

●車本体
(300万円-100万円)×50年÷5年=2000万円
●車検
10万円×(50年÷5年)×1台当たりの車検回数1回=100万円
●支出総額
2000万円+100万円=2100万円

 

【10年】

●車本体
300万円×50年÷10年=1500万円
●車検
10万円×(50年÷10年)×1台当たりの車検回数4回※=200万円
●支出総額
1500万円+200万円=1700万円

 
※3年、5年、7年、9年の4回
 
5年では2100万円、10年では1700万円という計算結果になりました。50年間での差額は400万円なので、思ったより少ないと思いませんでしたか? やはり5年での高い下取りと、車検代を避けられる点が大きく影響しているようです。
 

まとめ

車を5年おきに買い替える人と、10年乗る人との支出総額の差は400万円という計算結果になりました。車は使用年数に応じて修理代がかかることまで考慮すると、ほぼ無修理で乗り換えられるであろう5年との差額はさらに縮まることが予想できます。
 
ただ、本記事での試算は現金一括購入の場合です。5年おきにローンで購入する場合には、50年間ずっと利息を払い続ける構図になるため、10年との差はもっと広がる可能性があることを知っておきましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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