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ワークライフバランスを考えて「短時間正社員」になりたいです。給与はどのくらい減りますか?

ファイナンシャルフィールド / 2023年10月14日 3時30分

ワークライフバランスを考えて「短時間正社員」になりたいです。給与はどのくらい減りますか?

「家事や育児で忙しい」「定年後も働き続けたいけれど、体力が心配」などの理由から、フルタイムでの仕事は難しいけれど、正社員として充実した社会保険や福利厚生を受けながら働きたい……と考えている方もいらっしゃるでしょう。その場合には、「短時間正社員制度」を活用することも一つの手です。   そこで今回は、短時間正社員制度について、詳しく解説します。短時間正社員制度を利用することで、自分に合った、自由な働き方が選択できるかもしれません。

「短時間正社員」とは?

「短時間正社員」とは、フルタイム正社員と比較して、1週間の所定労働時間が短く設定されている正社員のことです。正社員として働くための意欲や能力があるにもかかわらず、フルタイムでは働けない人を対象とした制度です。
 
短時間正社員は、以下に該当している必要があります。
 

・雇用期間の定めのない労働契約(無期労働契約)を締結している
・時間当たりの基本給、および賞与・退職金などの算定方法が、同種のフルタイム正社員と同等

 
ここでのフルタイム正社員とは、1週間の所定労働時間が40時間程度(1日8時間・週5日勤務)で、無期労働契約を締結している労働者を指します。
 
育児や介護をしながら働きたい方や、定年後も働きたい高齢者などにも、自由な働き方が選択できるため、活躍の幅を広げられるでしょう。
 

「短時間正社員」として働くメリット

短時間正社員として働くメリットを見てみましょう。
 

・プライベートと仕事が両立できる
・正社員としてのキャリア形成を継続できる
・職場での長時間労働を解消できる
・基本給や賞与の算定方法は、フルタイム正社員と同一のものが適用される
・所定の条件を満たせば、社会保険も適用される

 
育児や介護によって、フルタイム勤務が難しくなった場合には、キャリア形成を諦めてしまう方も多いでしょう。短時間正社員ならば、正社員としてのキャリアを継続しつつ、プライベートと仕事の両立が図りやすくなります。
 
また、基本給や賞与の算定方法も、フルタイム正社員と同一のものが適用され、条件を満たせば、社会保険も適用されます。ただし、会社によって就業規則が異なるため、事前に条件を確認しておきましょう。
 

短時間正社員だと給与は減るの?

短時間正社員では、基本給や賞与などの算定方法は、フルタイム正社員と同一です。
 
しかし労働時間が少なくなる分、フルタイム正社員と比べると、給与は少なくなるケースが一般的です。さらに残業時間もなくなるため、残業代がなくなることも、給与が少なくなる原因として考えられます。
 
実際に、フルタイム正社員よりも労働時間が3割減った場合は、給与は7割分しか支給されません。例えば、フルタイム正社員の基本給が20万円の場合、3割減の14万円+手当が、短時間正社員の給与となります。
 
しかし短時間正社員に対しても、フルタイム正社員と同じ評価基準が適用されるため、昇進や昇格も公正に評価されます。仕事内容が認められて、昇進や昇格が決定されれば、昇給も不可能ではないでしょう。
 

短時間正社員なら自分に合った働き方を選択できる

「フルタイム勤務は難しいけれど、正社員として働きたい」と悩まれている方には、「短時間正社員」としての働き方がおすすめです。会社によって就業規則は多少異なりますが、一般的には、フルタイム正社員と同等の雇用条件で働くことができます。
 
労働時間が減る分の給与は少なくなってしまいますが、プライベートと仕事の両立を図りたい方は、選択肢の一つとして検討してみましょう。
 

出典

厚生労働省 多様な働き方の実現応援サイト 短時間正社員とは?
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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