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26歳でチームリーダーですが、名ばかり管理職。これって「やりがい搾取」ですか?

ファイナンシャルフィールド / 2023年10月23日 8時40分

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仕事に対する目的は人それぞれですが、やりがいを重視する方も多いのではないでしょうか。   そこで気になるのが、やりがいと給料のバランスです。どんなにやりがいがあっても賃金がかなり低いなど労働条件が悪ければ、仕事のモチベーションにも影響してしまうでしょう。   そこでこの記事では、やりがい搾取(さくしゅ)による影響や給料とのバランスの見極めについて解説します。

チームリーダーになったのにやりがいを見失ったTさん

社会人3年目のTさんは新卒入社時から人一倍の努力を重ね、その仕事ぶりからチームリーダーに抜擢(ばってき)されました。チームリーダーとして同僚をフォローする立場になり、増えた仕事をこなすため残業の日々が続きます。
 
しかしチームリーダーは正式な役職ではないので、給料は同僚と変わりません。それなのに同僚からは嫉妬されることも増え、Tさんは孤独感や不満をつのらせます。
 
この悩みはモチベーションにも影響し、以前はやりがいのあった仕事も苦痛に感じるようになりました。そして数ヶ月後、Tさんはより給料の高い外資系企業への転職を決意したのでした。
 

なぜTさんはモチベーションを失った?

チームリーダーに任命されたことからもわかるように、仕事にやりがいを感じていたTさんの働きぶりは上司から高く評価されていました。しかしチームリーダーとは名ばかりで、給与には反映されません。さらに同僚からは嫉妬をかってしまうなど、Tさんにとって不満がつのりやすい環境でした。
 
仕事に対するモチベーションを保つためには、自身の欲求を満たせる環境が欠かせません。アメリカの心理学者、アブラハム・マズローは人間の欲求を以下の5段階で表しました。

1次:生理的欲求(食欲、睡眠欲など生きていくために必要な本能的欲求)
2次:安全の欲求(心身ともに健康で安全な暮らしを求める欲求)
3次:社会的欲求(家族、友人、社会から受け入れられたい欲求)
4次:承認欲求(他者からの評価を得たい欲求)
5次:自己実現の欲求(自分の世界観に基づきあるべき自分になりたい欲求)

これらの欲求は、低次のものから順番に満たしていく必要があります。
 
Tさんの場合、数字上の評価である給料は上がらず「承認欲求」は満たされていません。加えて同僚からの嫉妬により「社会的欲求」も満たしにくい状態でした。これでは高次の「自己実現の欲求」には遠くおよびません。
 
そしてやりがいだけが搾取される状況が続いた結果、Tさんはその会社で働くモチベーションを見失ったのでした。
 

やりがいと給与ならどちらを選べばよい?

モチベーションを高く持ちながら仕事を続けるためには、やりがいだけでなくある程度の欲求を満たせる環境が必要です。
 
ユニークキャリア株式会社が実施した「仕事のやりがいについての意識に関する調査」によると、やりがいと給与を比較したときにどちらの仕事を選ぶのかという質問について、以下の結果となりました。

・やりがいを最も感じるが給料は最低レベル(を選ぶ):54.4%
・給料は1000万円以上あるけどやりがいや楽しさを全く感じられない(を選ぶ):45.6%

お金よりやりがいを重視する人がやや上回っているものの、アンケート結果は割れました。このことから、やりがいより仕事に見合った給料を求める人も多くいることがわかります。
 
客観的な評価でもある給料は、「承認欲求」に関わる項目です。仕事内容に見合わない給料では、欲求を満たせず、いずれはやりがいをも見失ってしまうリスクがあるため注意が必要です。
 

まとめ

どんなにやりがいある仕事でも、搾取だと感じてしまうと、モチベーションを保てず疲弊(ひへい)してしまいます。
 
そのため、給料や勤務時間などの労働条件が自分にとって適正であるのかも、その仕事を続けるべきかどうか見極めるうえで重要なポイントです。
 

出典

ユニークキャリア株式会社 仕事のやりがいについての意識に関する調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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