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最寄り駅の人気・不人気で住む場所を選ぶ(1.山手線)

ファイナンシャルフィールド / 2018年11月19日 3時0分

最寄り駅の人気・不人気で住む場所を選ぶ(1.山手線)

新たな場所にマイホームを購入して住むなら、人気のある街に住みたいものです。不動産投資をする場合でも同様です。   どの街が人気なのかを判断するポイントはいろいろありますが、ここでは駅の乗車人員に着目してみました。   乗車人員の増減から資産価値のありそうな街、これから値崩れしそうな街等をいろいろ想像してみました。

人気の大崎、狙い目は千駄ヶ谷や信濃町界隈!?

第1回目の「1.山手線」編では、山手線全駅と山手線の内側にある中央線の各駅を取り上げます。
 
下記の表は、JR東日本のホームページから駅別の1日平均乗車人員を調べ、路線ごとにまとめたものです。順位は2017年の駅別乗車人員の順位です。
 
乗車人員にどのような変化があったのか確認するため、直近の2017年だけでなく、5年前の2012年と17年前の2000年も載せてあります。
 
※JR東日本の場合、乗車人員は乗車の人員のみで、降車の人員等は含まれていません。JR東日本以外は今回調査していません。

表には東京駅から時計回りで神田駅までと、中央線の御茶ノ水駅から千駄ヶ谷駅までの36駅が載っています。山手線の駅には2017年の順位で1位~3位の新宿・池袋・東京駅等、乗車人員の多い駅が数多く含まれています。
 
乗車人員の変化を見てみると、2000年との比較では24駅で増え、12駅で減っています。特に増加率が高いのは大崎駅(188.7%増)、秋葉原駅(81.7%増)、品川駅(49.3%増)です。
 
増加の要因としては、大崎は駅周辺の大規模な再開発、秋葉原も駅前の再開発の他、つくばエクスプレスの乗入れや訪日観光客の増加等、品川は東海道新幹線の品川駅が開業したことや上野東京ラインができたこと等が挙げられます。
 
乗車人員が大きく減っている駅は千駄ヶ谷駅(17.8%減)、御徒町駅(13.6%減)、渋谷駅(13.4%減)等があります。御徒町と渋谷は他社線の影響が大きく、千駄ヶ谷は国立競技場の建て替えが大きく影響しているのでしょう。
 
2012年と比較すると、3駅(渋谷・代々木・水道橋)を除く33駅で乗車人員が増えています。乗車人員が比較的堅調なのは、最近急増している訪日観光客の影響もかなりありそうです。
 
山手線の各駅や内側の中央線の駅をマイホームの最寄り駅とするのは簡単ではないですが、これらの駅では乗車人員が増えていることから、不動産の資産価値としても当面は期待できそうです。
 
今後は、駅周辺を大規模に再開発中の渋谷駅と、建て替え中の国立競技場に近い千駄ヶ谷駅と信濃町駅に大注目です。
 
 
Text:松浦 建二(まつうら けんじ)
CFP(R)認定者

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