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「年収が高ければ貯蓄額も増える」は間違い?年収約300万円と約600万円の平均貯蓄額は意外な結果に

ファイナンシャルフィールド / 2023年11月23日 2時20分

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老後資金として、意識的に貯金している方もいらっしゃるでしょう。年収が上がるほど貯金に回せるお金が増えるため、貯蓄額が多い印象があるかもしれません。   しかし総務省統計局によると、年収と貯蓄額は必ずしも比例しているわけではないことが判明しました。今回は、年収別の平均貯蓄額を見てみましょう。

年収別で見る|平均貯蓄額

総務省統計局の「家計調査報告(貯蓄・負債編)2022年(令和4年)」によると、二人以上の世帯における年収別の平均貯蓄額は表1の結果となりました。
表1
 

    

階級 平均 第1階級 第2階級 第3階級 第4階級 第5階級

331万円
331~
469万円
469~
642万円
642~
896万円
896万円
年間収入 641万円 259万円 397万円 552万円 758万円 1238万円
貯蓄
現在高
1901万円 1510万円 1913万円 1598万円 1669万円 2816万円

 
※総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)2022年(令和4年)平均結果の概要(二人以上の世帯)」を基に筆者作成
 
表1の貯蓄現在高を見てみると、第2階級と第5階級を除き、それほど大きな違いはないことが分かります。第2階級は年収が397万円にもかかわらず、第4階級(年収758万円)よりも貯蓄額が高いことが明らかとなりました。
 
第2階級と第4階級を比べると、第2階級のほうが年収は361万円少ないですが、貯蓄額は224万円も多いです。
 
上記の結果から、年収が高い世帯ほど多くの貯蓄をしているとは限らないといえるでしょう。
 
また定期性預貯金は、第2階級の698万円が、一番年収の高い第5階級の671万円をおさえて最も高い金額となりました。このことから、年収331~469万円の第2階級に当たる世帯は、堅実的に貯金している方が多い可能性が高いといえるでしょう。
 

勤労者世帯に限定すると年収と貯蓄額は比例する

二人以上の世帯のなかでも、勤労者世帯に限定して年収別に貯蓄額を見てみると、前章とは異なる結果となりました。
 
表2
 

    

階級 平均 第1階級 第2階級 第3階級 第4階級 第5階級

485万円
485~
627万円
627~
789万円
789~
1012万円
1012万円
年間収入 768万円 369万円 556万円 704万円 892万円 1321万円
貯蓄
現在高
1508万円 874万円 1020万円 1234万円 1696万円 2714万円

 
※総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)2022年(令和4年)平均結果の概要(二人以上の世帯)」を基に筆者作成
 
勤労者世帯に限定すると、年収に応じて貯蓄額が増えていることが分かります。
 
表1の二人以上の世帯全体の値と比べると、年収は全体的に高くなっていますが、貯蓄額は第4階級を除き、勤労者世帯のほうが低いことが判明しました。年収が高ければ、貯蓄額が多いというわけではないことが分かります。
 

年収と貯蓄額は必ずしも比例しない

今回の結果から、年収が高ければ貯蓄額が多いというわけではないことが分かりました。
 
貯蓄額は、個人や家庭内での考え方によって大きく異なるようです。収入が多くても、その分出費が多ければ貯蓄に回せるお金は減りますし、貯蓄する意識がなければ継続が難しくなります。
 
老後にゆとりある生活を送るには、早いうちから計画的に貯蓄しておくことが大切です。
 

出典

総務省統計局 家計調査報告(貯蓄・負債編)2022年(令和4年)平均結果の概要(二人以上の世帯)Ⅲ 世帯属性別にみた貯蓄・負債の状況 2.年間収入五分位階級別
 (1)負債現在高は年間収入が高くなるに従って多い 表Ⅲ-2-1 年間収入五分位階級、貯蓄・負債の種類別貯蓄・負債現在高 (二人以上の世帯)-2022年-(P18)
 (2)勤労者世帯の貯蓄現在高は年間収入が高くなるに従って多い 表Ⅲ-2-2 年間収入五分位階級、貯蓄・負債の種類別貯蓄・負債現在高 (二人以上の世帯のうち勤労者世帯)-2022年-(P20)

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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