【金額で攻める!】パートナーにタバコをやめさせる「納得の理由」とは?
ファイナンシャルフィールド / 2023年11月26日 3時0分
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タバコ税が年々上昇して費用がかさむため、ヘビースモーカーのパートナーにタバコをやめさせたいと考えている人は多くいるでしょう。しかし、昔から継続して吸っていると、なかなか自分の意志ではやめられません。 本記事では、タバコにかかる費用を消費量ごとに見ていき、タバコをやめるメリットや、健康に与えるリスクなどを紹介します。費用面や健康面の問題から、自分で禁煙を始めてもらうのも一つの手段ですが、確実にやめてもらいたい場合は、禁煙外来の利用をすすめてみるのもよいでしょう。
タバコにかかる費用を算出
タバコは何度も税金が値上げされており、今では、ワンコインでも購入できないタバコがほとんどです。そのため同じ量でも、数十年前と今の時代では、出費に大きな差があります。昔から一日に何十本も吸っていた人はなかなかやめられずに、費用だけがかさんでしまっているでしょう。
ここでは、タバコを一日1箱吸う場合と2箱吸う場合とで、1ヶ月にかかる費用を紹介します。タバコ税がどんどん上昇する現代において、かけている費用を実感して、タバコをやめるきっかけにしましょう。
【一日1箱】1ヶ月で1万8000円かかる
今回、タバコの価格はセブンスターの600円に設定します。一日1箱、ひと月で30箱吸う場合の費用は、以下のとおりです。
600円×30箱=1万8000円
一日1箱でも、1ヶ月吸い続けると大きな金額になることが分かります。1年だと21万6000円、10年だと216万円です。タバコをやめることで、これだけの金額が浮くと考えると、少しは禁煙を考えるきっかけになるかと思います。
【一日2箱】1ヶ月で3万6000円かかる
一日2箱、ひと月で60箱吸う場合の費用は、以下のとおりです。
600円×60箱=3万6000円
1年だと43万2000円、10年だと432万円にもなります。禁煙を成功させると、海外旅行に行ったり、車を買い替えたりと、家庭や趣味のためにお金が使えるようになるでしょう。
【期間別】タバコをやめる健康面でのメリット
タバコをやめると、費用面でもメリットがありますが、それ以上に、健康面でも大きなメリットがあります。ここでは、禁煙の開始が健康面に与える影響を、期間別に紹介します。
禁煙直後〜24時間後
禁煙直後はまだ健康面の変化は見られませんが、周りにいる人にタバコの煙で害を与える心配がありません。禁煙してから20分ほど経過すると、血圧と脈拍が正常値まで下がっていきます。また、手足の温度が上昇します。8時間ほど経過すると、血中の一酸化炭素濃度が下がり、血中の酸素濃度の上昇が見られるでしょう。24時間経過すると、心臓発作の可能性が減少します。
数日〜1年後
禁煙して数日たつと、徐々に味覚や嗅覚が改善されてきます。2週間〜3ヶ月後には、心臓や血管などの循環機能の改善が見られます。9ヶ月ごろまでにはせきや喘鳴(ぜんめい)が改善され、スタミナの回復が期待できるでしょう。気道の自浄作用も少しずつ回復して、感染症を起こしにくくなります。1年後には肺機能の改善まで見られるでしょう。
2〜4年後
禁煙を始めてから2〜4年後には、喫煙を続けた場合と比較した際の虚血性心疾患のリスクが、35%減少します。脳梗塞のリスクも顕著に低下し、喫煙前の体にどんどん近づいていくでしょう。
5〜9年後
5〜9年禁煙を続けると、喫煙を続けた場合と比較して、肺がんのリスクが明確に低下します。時間はかかりますが、非喫煙者まで、もう一歩のところまで改善が期待できます。
10〜15年後
10〜15年後には、さまざまな病気にかかるリスクが、非喫煙者レベルまで近づきます。長いように感じますが、例えば50歳で禁煙を始めたら、65歳の定年までには、病気のリスクが非喫煙者レベルまで下がるのです。長年吸ってきた人も、もう遅いと諦めずに、禁煙を始めてみましょう。
タバコをやめると、そのほかにも、顔色がよくなったり、胃の調子が改善されたりといった効果も期待できます。朝の目覚めがよくなり、一日を気持ちよく過ごせるようになるでしょう。また自分の健康だけでなく、副流煙から家族の健康を守ることにもつながります。禁煙が成功すれば、自分だけではなく家族みんなで喜べて、何かをやり遂げることに対する自信につなげることも可能です。
自分の体を守るために
長年吸ってきていると依存性があり、なかなかタバコをやめられない場合があります。気持ちでは禁煙したいと考えていても、禁断症状が出てしまうこともあるでしょう。自分の力だけで禁煙できない場合は、専門家である禁煙外来を頼りましょう。
出典
厚生労働省 e-ヘルスネット 禁煙の効果
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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