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子どもの教育を考える。子どもにはできる限りの教育を受けさせたいけど…。

ファイナンシャルフィールド / 2018年10月1日 2時30分

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親が子どもにしてあげたいことと、してあげられること。今一度考えてみませんか。  

親になって最初に考えること。一貫教育を受けさせるべきか。

幼稚園の入園から、受験が始まるご家庭もあります。子どもが幼稚園在園中に知性と教養を身に付ける教育を受ければ、有名私立小学校などの入学試験でも有利になるでしょう。
有名私立小学校に合格すれば、小・中・高・大をエスカレーター方式で進学することも可能です。親心から、受験にお金と時間をかけるのです。
テレビドラマでも見かけるように、親も面接を受けるため、子どもと一心同体で受験に取り組みます。このような教育は多数ではありませんが、一貫教育を受けさせるかどうかは、教育を考え始めたときの最初の問題です。
 

親は皆、子どもにはできる限りの教育を受けさせたい。

ほぼ全ての親が子どもに対して、「できる限り良い教育を受けさせたい」と望みます。
幼稚園・小学校の受験はさほど多い事例ではないとは思いますが、中・高一貫教育を目指すご家庭は年々増えているようです。その場合、有名大学に入ることを目標としているケースも多いのではないでしょうか。
特に昨今は、中・高一貫教育において私立だけでなく、国公立でも盛んになりつつあるようです。有名大学への進学率も、国公立がその数字を伸ばしてきていると感じます。
 

餅は餅屋、勉強の仕方や受験突破の方法指導は専門家の方が強い

親にもよりますが、自分で子どもに勉学指導する方もいます。実は筆者も少し頑張った経験がありますが、(筆者の知識・能力がそもそも欠如していることもあり)結局、専門家にお願いしました。
また、少子化の影響もあり、有名大学ですら優秀な学生を少しでも多く確保したいと考えています。新しい学部を作るなどして他大学との差別化を図り、入学試験内容を変えつつあります。
国公立大学でも推薦入学枠を設置し、一般入学二次試験の試験内容も各々の大学で独自色が強くなっています。そのような背景があるため、ますます個別の受験対策が必要になっているようです。
行きたい大学に入るためには、その試験対策を相当綿密に打たないといけない時代なのですね。大学側もユニークな学生を採りたいと躍起になっており、子どもがその試験に打ち勝つためには、その道の専門家に任せることが近道だと思われます。
 

勉学以外にも子どもの才能を伸ばしてあげたい。

子どもの才能を伸ばしたい、見つけてあげたい、そう思うのが親です。日頃の学校生活だけではなく、放課後や土曜・日曜にはサッカー、野球、水泳、ピアノ、エレクトーン、そろばん、習字…言い出したらキリがありません。
親は子どもを語学学校や進学塾にも通わせ、「いろいろな才能を伸ばしてあげれば将来の受験にも強いはずだ!」と、時間とお金を惜しみません。
現代の子どもたちは本当にタフだなと思います。息をつく暇もなく習い事ざんまいです。でも、そのかいあってか、このような教育を受けた子どもたちは比較的(偏差値など)高いレベルの学歴を得ている傾向です。それは親の愛情と期待に応えた、子どもの努力の賜物であると思います。
 

できるなら、お金をかけてあげたい!

これまで述べた事柄には、全てお金がかかります。塾では授業をグループで受けるもの、個別で受けるものがありますし、家庭教師、完全個別指導のものなど、お金の掛け方はピンからキリまで。それこそ、数字では単純に測れません。
もちろん、お金をかけても成果が得られないこともあります。どれだけ良い環境を与えても、子どもがそれに応えず努力してくれない場合もあります。しかし、肝心なのは「何をするにもお金が必要」だと言うこと。親の収入が多くないと、気持ちだけで突破できないことも多いのではないでしょうか。
塾にも通わず、これと言った習い事もせず、有名かつレベルの高い大学に入学できる子どももいます。しかし、同じIQの子どもでも、親から与えられた環境の違いで行く末(学歴)が変わることは、現実には多いと思います。
 

まとめ。

文部科学省も「平成21年度文部科学白書」の中で親の収入が多い家庭の子どもは成績が良い傾向があることとして発表したことがあります。
このテーマは日本だけに限らず、お隣の韓国や中国ではもっとエスカレートしていると耳にします。何故でしょうか。それは、現世代の親が、社会に出たときに高学歴であればあるだけ有名企業に就職している、要職に就いている確率が高いことを目の当たりにしてきたからですよね。親自身がした経験から、自分の子どもを少しでも高学歴にしてあげたいと思うのではないでしょうか。
最近、テレビ番組では高学歴タレント、高学歴芸人をキャストにした番組も少なくありません。知識比べで視聴率がとれる時代です。そんな時代だからこそ、高学歴になるよう、できる限りお金をかけることが、親が子どもにしてあげられることなのかも知れません。
親の収入が高ければ、それだけお金をかけてあげられます。そして、その愛情と期待に応える努力をした子どもの学歴は高くなるのだと思います。
出典
文部科学省「中高一貫教育制度に関する主な意見等の整理(案)」
文部科学省「平成21年度 文部科学白書」
Text:福本 眞也(ふくもと しんや)
FPコンシェル代表取締役

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