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超売り手市場だからこそ!自分の市場価値を客観視しないと失敗する

ファイナンシャルフィールド / 2018年10月3日 22時0分

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空前の人手不足。以前は有効求人倍率を引き上げていたのは建設と介護関連でしたが、今や一般事務職でも人材確保が難しくなっています。   超売り手市場だからこそ環境に甘んじるのではなく、自分の市場価値を把握しておくことが重要です。  

事務職でも売り手市場

2017年の平均有効求人倍率は1.52倍、直近2018年7月はなんと1.63倍と上昇の一途です。かつてはこの数字の内訳をよく見ないと業種によってかなりばらつきがあり、人手不足とはいっても一般事務職ではまだ1を下回る状態でしたが、今や事務職でも人手不足感が顕著になっています。
人事担当者からも人材の確保にはかなり苦労しているという話をよく耳にします。
 

辞めても受け皿があるわけではない

このような状況を見ると「嫌ならやめればいい。ほかにも募集している会社はたくさんあるから」と思いがちですが、こんな時こそ、スキルを磨いたほうがいいとお伝えしています。安易にやめても、企業の門戸は広くなったわけではなく、むしろ狭くなっているという事実を理解すべきです。
最近の働き方改革で、就労時間の制限が以前より厳格に制限されるようになりました。限られた時間で以前と同じだけ、あるいはそれ以上の業務をこなすためには、スキルの高い人材を確保したいと考えるのはどこの企業も同じです。そのために以前よりも魅力的な水準の給与や職位を提示しています。
しかし、どの企業も「他社はどうあれウチの会社には、妥協せずいい人材が欲しい」という本音があり、採用基準のハードルは上昇傾向にあります。従来ならば、簿記の資格を取得して実務経験があれば、とりあえず食うに困らないという状況でしたが、今では小口現金の取り扱いや交通費の精算など、入り口の仕事は機械的にやってくれる高機能なソフトも出回るようになりました。
機械が不具合を起こしたときや調整しなければならないときに「人間が」必要とされますから、経理の流れだけでなくITの知識も備えた人、ソフトウェアがアップデイトされてもすぐに対応できる人というプラスアルファが求められるスキルに加わりました。
したがって、以前よりも魅力的な給与体系を獲得できるのは、売り手市場にもかかわらず、いえ、むしろ人手不足だからこそより高いスキルを持った人材になります。
 

条件を見比べるまえに、自分の市場価値を客観的に把握

今ネットでも人材紹介会社のサイトなどを見ると「細かくこのくらいのスキルであればこういった条件を提示するこのような案件を紹介します」というスキルの可視化がスマホである程度閲覧することができます。市場価値は、人材であれ金融商品であれ需要と供給のバランスで決まります。
自分が進みたいキャリアに求められていて、頑張れば手が届きそうなパワーアップネタを磨きましょう。
CPAを取得する、建築士の資格を取得する、などいろいろあると思いますが、ハードルさえクリアすれば、従来よりも大きなプレミアムを伴った魅力的パッケージで新しいキャリアパスに進むことができるチャンスは広がります。
Text:柴沼 直美(しばぬま なおみ)
CFP(R)認定者

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