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「マイナンバーカード」があれば身分証代わりの「運転免許証」はいらない? ペーパードライバーなら更新しなくても大丈夫なの?

ファイナンシャルフィールド / 2024年1月12日 4時30分

「マイナンバーカード」があれば身分証代わりの「運転免許証」はいらない? ペーパードライバーなら更新しなくても大丈夫なの?

運転免許証は、身分証代わりになるため重宝するという人は多いでしょう。しかし、例えば「マイナンバーカード」を取得すれば身分証代わりに使うことが可能ですから、ペーパードライバーの場合は車に乗らないのに免許を更新し続けても意味はないのではと思う人もいるでしょう。   そこで、今回はペーパードライバーの人がマイナンバーカードを取得した場合、運転免許証の更新はしなくてもよいかについて解説します。

運転免許証にかかる費用とは?

運転免許証を更新する場合は、都度手数料(更新手数料+法定講習手数料)がかかります。ただし、講習内容によって料金が異なるのが特徴です。
 

●優良運転者を対象とした講習(所要時間30分)の場合:手数料3000円
●一般運転者を対象とした講習(所要時間1時間の場合:手数料3300円
●違反運転者や初回更新者を対象とした講習(所要時間2時間)の場合:手数料3850円

 
こうした手数料以外にも、講習を受けたり事務手続きをしたりする必要があるため、手間がかかる傾向です。そのため、運転免許証を身分証代わりにしているペーパードライバーのなかには「マイナンバーカードを取得したから運転免許証はもう更新する必要がない」と考えてしまう人もいるでしょう。
 
もちろん、マイナンバーカードは、身分証代わりに使うことができます。しかも、マイナンバーカードの初回交付や有効期間が満了した場合の更新は一切手数料がかかりません。しかし、マイナンバーカードの紛失や破損などによる更新については有料になるため注意が必要です。
 

運転免許証のメリットとは?

今、運転しないからといって将来も運転しないとはいい切れません。運転免許証を更新しておけば、将来プライベートや仕事で運転する必要が出てきた場合、活用することが可能です。
 
指定の期日までに運転免許証の更新をしない場合は、失効してしまい運転することができなくなります。失効後3年以内であれば救済措置がありますが、更新するよりも交付・講習手数料が高くついてしまうことは押さえておきましょう。
 

・うっかり運転免許証を失効したあと、6ヶ月以内の場合

試験手数料1科目1900円、交付手数料2050円です。講習手数料は、一般運転者800円、違反・初回運転者1350円となります。
 

・うっかり運転免許証を失効したあと、6ヶ月を超え1年以内の場合

試験手数料1550円、交付手数料1150円です。
 

・やむを得ない理由(入院・海外出張など)で運転免許証を失効したあと、6ヶ月以内の場合と6ヶ月を超え3年以内の場合

試験手数料1科目1900円、交付手数料が2050円です。講習手数料は、優良運転者500円、一般運転者800円、違反・初回運転者1350円となります。
 

・やむを得ない理由で3年を超えた場合

場合によっては技能試験が免除になることがありますが、基本的に救済措置はありません。そのため、いちから免許証を取得し直す必要があります。
 

運転免許証のメリット・デメリットを踏まえて更新するかを考えよう!

運転免許証を身分証代わりに使っているペーパードライバーの場合、マイナンバーカードがあれば「運転免許証はもう必要がない」と思う人もいるでしょう。しかし、今運転しないからといって将来も運転しないとはいい切れません。
 
失効後に運転免許証を取得する場合、更新の場合の手数料よりも高くつきます。メリット・デメリットを十分に踏まえたうえで更新するか否かを検討しましょう。
 

出典

警視庁 運転免許試験場での更新手続

地方公共団体情報システム機構 マイナンバーカード総合サイト 申請方法について

警視庁 運転免許証の有効期限が過ぎてしまった方へ(失効手続等)

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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