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生命保険の加入を先延ばしにすべきでない3つの理由

ファイナンシャルフィールド / 2018年10月12日 8時30分

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社会人になったとき、結婚したとき、子供が生まれたときなど、ライフサイクルに変化が生じたとき、生命保険の加入を考えるという方は多いようです。   ただ、このような大きなイベントのときは忙しく、また、慎重に考えるべきことでもあるので、ついつい後回しになりがちです。   しかし、生命保険の加入は3つの理由から、極力後回しにすべきではありません。今日はその3つの理由とは何かを、見ていきたいと思います。  

理由その(1)保険料の安さ

保険料とは、月々の掛け金のことです。生命保険は、幼少期の一部の例外を除いて、年齢が若ければ若いほど月々の保険料が安くなります。これは単純に若い方が死亡などのリスクが低いからです。
同じ年齢でも、男性か女性かによって保険料が異なりますが、生命保険は被保険者間の公平を保つため、リスクに応じて保険料を算出しています。その計算根拠となる性別・年齢別に死亡率を求めた生命表は、厚生労働省が作成しており、各社は同じものを使用しています。
中には一定期間での生存を条件に保険料がだんだん割り引かれるタイプの商品もありますが、それでもスタート時の保険料は若ければ若いほど安いので、やはり若い方が有利です。
また、トータルで支払う保険料の総額ですが、例えば、同じ65歳まで支払う生命保険の場合、25歳の人が40年間払う総額と35歳の人が30年間で支払う総額は変わらないか、25歳の人の方が安くて済みます。
つまり、いつかは加入すると考えているのであれば、1歳でも若いときに加入した方がよいのです。
 

理由その(2)運用期間の長さ

例えば、銀行の預貯金にお金を預ける場合でも、長く預ければ預けるほどたくさん利息がつくことはご存知かと思います。
生命保険も同じです。わかりやすいのは貯蓄性のある生命保険ですが、保険会社は契約者から支払われた保険料を預かって国債などで運用します。
同じ65歳まで加入したとしても、35歳から30年加入した人より、25歳から40年間加入した方が運用期間が長くなりますので、解約時や満期時に戻ってくる金額が大きくなります。
養老保険など、貯蓄と保障を兼ねた生命保険であれば、同じ金額を貯めるのに若ければ若いほど月々の保険料負担は軽くなります。同じ保険料を払っても、若ければ若いほど戻ってくるお金が多くなるので、この点からも早く加入した方が有利です。
 

理由その(3)保険は、いつかは入れなくなる

保険はほぼ唯一といっていいと思いますが、健康状態が問われる買い物です。
たとえ皆さんが入りたくて仕方がなくても、生命保険会社が引受不可と回答してきたら加入することはできないのです(謝絶といいます)。「これくらいなら大丈夫かな」という健康状態(体況といいます)でも謝絶になったり、保険料が割り増しになったり、特定部位不担保といった条件がつく場合があります。
いつまでも健康でいられればよいのですが、老化や体力の衰えは年齢を重ねるごとにでてきます。そう、生命保険には、いつか加入できなくなるときが必ずくるのです。
生命保険の申し込みが1週間後に決まった人が、その1週間の間に病気やけがを患って加入できなくなった話も、実際にあります。
 

「いつか」ではなく「今」真剣に考えてほしい

上記の3つの理由から、「いつか」生命保険に加入しようと思っているなら、「今すぐ」真剣に考えるべきです。
見てきてわかるように、先延ばしにして得することは何もありません。「病気なんてしない! 」と思っていても事故に遭うこともあります。焦って決めて失敗したくない気持ちはよくわかりますが、生命保険は内容を見直すこともできます。
一番危険なのは決められずに無保険のまま過ごし続けることなのです。
Text:萬實赳志(ばんみ たけし)
AFP認定者

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