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子どもが「音大」に行きたいと言っています。学費が高いイメージがあるのですが、国公立なら安いのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年2月4日 8時40分

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音大をはじめ芸術系の大学や学部に対して、学費が高いというイメージを持つ人は多いのではないでしょうか。実際、私立大学の場合は学費が高めに設定される傾向があります。   本記事では、音大の学費について、私立・国公立それぞれの学費の相場や、かかる費用から志望校を決めるときの考え方、費用の負担が難しいときの対処法などを分かりやすくまとめました。

私立の音楽大学の学費の目安

 
私立の音楽大学は、各学校が独自に設定しています。そのため金額にばらつきがありますが、150~250万円程度が1年間の学費の相場です。4年間トータルでは、600~1000万円程度の教育費を見込んでおく必要があるでしょう。費用の内容は、入学金、授業料、施設・設備費、後援会費などです。
 
一般の文系大学と比べると学費が高額な傾向がありますが、少人数での授業・レッスンが主であること、練習室や防音室、貸し出し用の楽器などに多額の設備投資が必要となることなどが大きな理由です。
 
なお、学費のほかに楽器のメンテナンスにかかる費用や楽譜などの消耗品費、伴奏講師に支払う謝礼などの実費も都度発生します。
 

音楽を学べる国公立の芸術大学は授業料が安く設備費などの費用もかからない

 
日本には「音楽大学」を標榜する国公立の大学はありません。国公立の音楽大学に相当するのは、国公立の芸術大学の音楽学部です。音楽学部のある国公立大学は少なく、国立大学は東京芸術大学の1校のみです。
 
国公立大学の音楽学部では、国立大学の授業料の標準額53万5800円に準拠して授業料が設定されていることが多く、施設・設備費などの高額な納入金を支払う必要がありません。そのため、私立の音大と比較すると半分ほどの年間100万円前後の負担で同じように音楽を学べます。
 
ただし、私立音大と同じように、消耗品費や外部講師への謝礼などの実費はその都度発生することを覚えておきましょう
 

1人暮らしの費用なども含めたトータルコストを考えよう

 
音楽学部のある国公立大学は数が少ないため、地元から離れずに通える地域は一握りです。国公立大学で音楽を学ぼうと考えた場合、地元を離れて1人暮らしをしながら大学に通うことになるケースが多いでしょう。
 
1人暮らしをするとなると、引っ越し費用や賃貸の家賃、光熱費、食費などが別でかかります。学費の安さだけで国公立大学を選択すると、フタを開けてみれば地元の私立音大に通うのとトータル費用は変わらなかった、というケースもない話ではありません。
 
進学費用を重視して音大の志望校を選ぶ場合は、1人暮らしをした場合のコストなども総合して、必要な金額を試算してみる必要があります。
 

音大の費用負担が厳しいときの対策は?

 
音大の費用を負担するのが経済的に厳しい場合は、公的な就学支援制度や奨学金制度を利用することや、各大学が設けている特待生制度などの支援制度を利用することを検討しましょう。
 
大学進学時に利用できる公的な支援制度として「高等教育の修学支援新制度」があります。この制度は、入学金や授業料の減免と返済不要の給付型奨学金の2本立てで学費の支援を受けられる仕組みです。
 
例えば住民税非課税世帯の学生の場合、国公立大学なら入学金と学費のほぼ全額、私立大学の場合は入学金約26万円、授業料約70万円までの支援が受けられます。加えて生活費として約3万円~約7万5000円の給付型奨学金を受給できるため、安心して学びに専念しやすくなるでしょう。 
 

国公立大学の学費は安いが音楽を学べる学校の数は少ない

 
少人数での指導が多いことや、充実した施設・設備が不可欠であることから、私立音大の学費は一般の文系学部などと比べて高い傾向があります。国公立大学の音楽学部であれば学生の費用負担はおさえられますが、数が少なく門扉が広いとは言いがたいのが現状です。
 
遠方の国公立よりも地元の私立に通う方が費用をおさえられる場合もあるため、慎重に検討する必要があります。また、費用負担が経済的に難しい場合は、支援制度の利用も検討するとよいでしょう。
 

出典

e-Gov法令検索 国立大学等の授業料その他の費用に関する省令
文部科学省 学びたい気持ちを応援します 高等教育の修学支援新制度
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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