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【社会保険に加入すべき?】アルバイトなのでずっと「国保」ですが、最近「社会保険」に加入できると聞きました。切り替えた方がいいですか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年2月22日 1時30分

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パートやアルバイトを始めて、社会保険に加入するかどうかを迷う方もいらっしゃるでしょう。社会保険(健康保険)は国民健康保険と比べてどのような違いがあるのかなど、制度の内容を理解していない方もいらっしゃるはずです。   そこで今回は、社会保険の加入条件やメリットについて解説します。パートやアルバイト先で社会保険の加入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

社会保険の加入条件

社会保険とは、企業に勤める従業員が加入できる保険制度で、「健康保険」「厚生年金保険」「介護保険」などがあります。
 
社会保険の加入条件は、パートやアルバイトの働く時間や日数、収入などによって定められています。フルタイムで働く方以外でも、以下の条件にあてはまる場合には、社会保険の加入対象となります。

●週の所定労働時間が20時間以上ある
●2ヶ月を超える雇用の見込みがある
●月額賃金が8万8000円以上である
●学生ではない
●従業員数101人以上の企業に勤めている

以前は従業員数501人以上の企業が対象でしたが、令和4年(2022年)10月1日から、従業員数101人以上の企業へと加入対象者が拡大されました。
 
まずは、自分が加入対象になるかを確認してみましょう。
 

社会保険に加入する3つのメリット

社会保険は、保障内容や保険料などに違いがあります。
 
この章では、社会保険に加入する3つのメリットを見てみましょう。
 

老後に受け取れる年金が増える

社会保険(厚生年金保険)に加入すると、国民年金(基礎年金)に上乗せされて、厚生年金が受け取れます。
 
仮に月収8万8000円で40年間社会保険に加入した場合は、厚生年金の保険料が月額8100円かかりますが、受け取れる年金は、目安で月額約1万8000円増えるそうです。
 
また、病気やけがなどで障害が残った場合には障害年金が、被保険者が亡くなった場合には遺族年金があわせて支給されます。
 
人生100年時代といわれるように、長生きする方が増えていますので、年金が増えることは、老後資金としても安心材料の一つです。
 

社会保険料の半額は会社負担となる

国民年金や国民健康保険は、被保険者が全額自己負担でおさめますが、厚生年金保険料や健康保険料は、会社が保険料の半額を負担してくれます。
 
月収8万8000円の方であれば、厚生年金保険料・健康保険料は、1万2500円が自己負担、残りの1万2500円は会社負担となり、給与から天引きされるという仕組みです。そのため同じ収入でも、国民健康保険に比べて自己負担額が少なくなる可能性があるのです。
 
ただし、保険料は収入によっても変わるため、目安として参考にしてください。
 

生活保障のための制度が充実している

社会保険に加入すると、健康保険による手当も充実します。
 
例えば、業務外の事由により病気やけがで休業する場合や、出産のために会社を休む場合には、休業中に給与の3分の2相当の手当が支給されます。これは、傷病手当金や出産手当金による支援です。
 

社会保険へ加入すると手厚い保障が受けられる

令和4年(2022年)10月1日から社会保険適用範囲が拡大したことで、パートやアルバイトでも加入しやすくなりました。国民健康保険と違い、手厚い保障や自己負担の軽減が図れるため、将来的にも加入するメリットがあります。
 
社会保険の加入は、健康保険だけではなく厚生年金保険によるメリットもあります。
 
国民年金に比べて厚生年金保険のほうが受給額が増えることから、老後の資産形成を見据えて、社会保険への加入を検討するとよいでしょう。
 

出典

内閣府大臣官房政府広報室 政府広報オンライン パート・アルバイトの皆さんへ 社会保険の加入対象により手厚い保障が受けられます。
厚生労働省 社会保険適用拡大特設サイト パート・アルバイトのみなさま
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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