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賃貸暮らしで100万円の「家財保険」に入っています。「地震保険」も加入しておいたほうがよいでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年2月26日 9時20分

賃貸暮らしで100万円の「家財保険」に入っています。「地震保険」も加入しておいたほうがよいでしょうか?

賃貸暮らしで100万円の家財保険に加入しているものの、地震保険にも加入しておいたほうがよいのか、気になっている人もいるでしょう。地震保険は、家財保険ではカバーできない部分の補償が受けられる点が特徴です。本記事では、家財保険の概要を紹介するとともに、その特徴や、家財保険に併せて加入したほうがよいのかどうかについて解説します。

家財保険とは

家財保険は、火災保険の一部です。火災保険の補償対象は、建物と家財の2種類に分類でき、一般的には、後者を対象にした火災保険を「家財保険」と呼びます。賃貸物件を借りる際に加入する火災保険は、家財のみを補償対象とする家財保険である場合が多いでしょう。
 
家財保険に加入することで補償を受けられるのは、火災による損害だけではありません。火災以外にも、落雷や風災、雪災、水災など、さまざまな災害による損害のほか、盗難や飛来物によって受けた損害も補償してもらうことが可能です。
 
家財保険の補償対象となる家財としては、家具や電化製品をはじめ、衣類や食器類などが挙げられます。ただし、お風呂の浴槽やキッチンの調理台など、動かせない家財については家財とは見なされず、建物の補償範囲になるケースが多い点に留意が必要です。
 

地震保険について知ろう

地震保険は、地震をはじめ、噴火や津波が原因の損害に対して補償を受けられる保険です。地震保険は単独で加入ができず、加入の際は火災保険と併せて契約する必要があります。ただし、火災保険に加入していれば追加で契約できるため、あらゆる災害に備えたい場合は、追加加入を検討しましょう。
 
火災保険では、火災による被害をはじめ、落雷や風災といった、さまざまな自然災害に対する補償を受けられますが、その中に地震や噴火、津波による損害への補償は含まれていない点に注意が必要です。そのため、地震などの被害に対する補償を受けるためには、火災保険のほかに地震保険に加入するのがよいでしょう。
 
地震保険の契約は火災保険同様、建物と家財のそれぞれで契約を行う仕組みです。契約金額は、火災保険における契約金額の30~50%の範囲内かつ、建物に対しての補償は5000万円、家財に対しての補償は1000万円が契約限度額となる点に留意しなくてはいけません。
 
なお、地震保険で支払われる保険金は使途が決められていないため、家財の買い替えだけでなく、生活費や引っ越し費用など、個人の状況によって必要なところに活用できます。地震の被害を受けた際の経済的な備えとして、加入を検討するのも1つの方法です。ちなみに、地震保険の保険料は、国と保険会社が共同で運営する保険であるため、保険会社による差はありません。
 

地震保険にも加入しよう

地震保険の加入者は、地震や噴火、津波による損害を補償してもらえます。火災保険では、それらの損害は補償対象になっていないため、地震などの被害に備える場合は、地震保険の追加加入が安心です。
 
地震保険の保険金は、使い道が限定されていないので、さまざまな生活の再建に活用できる点も魅力の1つといえます。地震保険は単体で加入できませんが、すでに火災保険に加入していればあとから付帯できるため、少しでも可能性のある災害に備える目的で加入を検討しましょう。
 

出典

日本損害保険協会 地震保険
日本損害保険協会 あなたの大事な家財には備えていますか?地震保険
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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