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12月から約3ヶ月「エアコン」をつけっぱなしです。やはり機械の寿命は短くなりますか? 電気代も不安なのですが、いくらになるでしょうか…?

ファイナンシャルフィールド / 2024年2月27日 2時20分

12月から約3ヶ月「エアコン」をつけっぱなしです。やはり機械の寿命は短くなりますか? 電気代も不安なのですが、いくらになるでしょうか…?

エアコンは寒い季節を快適に過ごすために欠かせない家電といえます。12月頃からの寒さがつらくて、なかには「長期間エアコンの暖房をつけっぱなし」という人もいるのではないでしょうか。ただ、こうした場合エアコンへの負担や電気代が気になるものです。   そこで、本記事では一例として3ヶ月間エアコンで暖房をつけっぱなしにした場合の電気代や、エアコンに負担をかけないポイント、電気代を節約するコツについて紹介します。

3ヶ月間暖房をつけっぱなしにした場合の電気代は?

エアコンの暖房を24時間稼働させ、その状態を3ヶ月間続けた場合の電気代はいくらになるのでしょうか。エアコンの電気代は「1時間あたりの消費電力(kW)×使用時間(時間)×料金単価(円/kWh)」で算出できます。「公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会」によると、電力料金の目安単価は税込みで「31円/kWh(令和4年7月22日改定)」です。
 
仮にエアコンの消費電力を600W(0.6kWh)とし、前述の電力単価「31円(kWh)をもとに計算すると、1時間あたりの電気代は「0.6(kWh)×31(円/kWh)=18.6円」となります。したがって、このケースで24時間暖房をつけっぱなしにした場合の電気代は、約446.4円です。
 
さらに、エアコンの暖房つけっぱなしを3ヶ月間(90日)続けた場合、約4万176円の電気代がかかる計算になります。なお、電気料金は地域差があり、上記の計算とは異なる場合があります。また、使用するエアコンや部屋の広さなどによっても電気代は変わってくるため、あくまでも1つの目安として考えましょう。
 

エアコンに負担をかけないポイント

エアコンを連続使用すると壊れないかと心配になる人もいるでしょう。そこで、ここでは空調機、化学製品の大手メーカーとして知られる「ダイキン工業株式会社」の回答をもとに、エアコンの負担について解説します。
 

・エアコンの連続使用で負担はかかる?

ダイキン工業株式会社の見解によると、エアコンを連続運転しても安全上の問題はないとしています。ただし、長時間の連続使用によって製品の使用期間は縮まる可能性があると示しています。基本的には1回の運転が長くなることが直接の原因となり、故障するリスクはないということです。しかし、総運転時間が長くなることによって、圧縮機やファンモーターといった部品の劣化が早まる可能性を指摘しています。
 

・エアコンの負担を減らすには?

エアコンの負担を減らすには、こまめに掃除を行うことがポイントとなります。稼働時間が長くなると、それだけエアフィルターにほこりがたまりやすくなります。ホコリがついたまま運転を続けると故障の原因となるため、定期的に掃除をすることが大切です。
 

エアコンの電気代を節約するコツ

エアコンの暖房をつけっぱなしにすると電気代がかさむため、少しでも費用を削減したいと考える人もいるでしょう。そこで、ここではエアコンの電気代を節約する方法を紹介します。
 

・厚着する

一般的に、エアコンは暖房時の設定温度を低くすることで消費電力を削減できるといわれています。室内にいてもしっかりと防寒対策をすることで設定温度を低めに設定でき、節約につなげられます。
 
例えば、太い血管が通っている手首・足首・首の3つを温める服装を意識すると効果的です。ブランケットやネックウォーマーなどを使うことで身体が温まり、消費電力の削減、ひいては電気代の節約につなげられます。
 

・断熱シートを活用する

窓の断熱は電気代を抑えるうえで重要な要素です。断熱対策をしていないと、窓から熱が逃げる原因となります。窓に断熱シートを貼ることで、暖かい部屋の空気を逃しにくくなります。断熱シートはホームセンターなどで簡単に購入できるため、試してみてはいかがでしょうか。
 

使い方を工夫してエアコン代をかしこく節約しよう

エアコンは連続使用すると、そのぶん電気代がかかります。電気代を少しでも節約するには、厚着をして身体を温める、断熱シートを活用して室内の熱を逃さないなどの工夫をすることが重要です。
 
なお、基本的にエアコンの連続使用は故障の直接的な原因にはならないという見方があります。ただし、連続使用は部品の劣化などにつながる可能性があります。定期的なお手入れでほこりを取り除くなど、使い方を工夫しましょう。
 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 ・よくある質問 Q&A
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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