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父に自販機の「お釣り」をチェックする癖があります。普通に「犯罪」だと思うのですが、どうすれば止めてくれるでしょうか? 正直一緒に歩いていて恥ずかしいです…

ファイナンシャルフィールド / 2024年2月28日 4時30分

父に自販機の「お釣り」をチェックする癖があります。普通に「犯罪」だと思うのですが、どうすれば止めてくれるでしょうか? 正直一緒に歩いていて恥ずかしいです…

世の中には、自動販売機を見かけると、ついお釣りの返却口に手を突っ込み、取り忘れのお釣りの有無を確認したくなる人がいるようです。   しかし、はたから見れば非常に恥ずかしい行為であり、それが身内であれば、すぐにでもやめてもらいたいと考えるのが一般的な感覚でしょう。仮に返却口に残っていたお釣りを自分の懐に入れてしまえば、それは犯罪にあたります。   この記事では、犯罪になる理由を解説し、お釣りを確認する癖を直してもらう方法について考えてみます。

取り忘れのお釣りを取るのは窃盗罪にあたる

たとえ数百円の小銭であっても、自動販売機に残されたお釣りを取ってしまうと「窃盗罪」にあたります。窃盗罪とは、簡単に言うと「他人の財物を盗んで自分の物にする犯罪」です。自ら返却口に手を入れて小銭を探しているのですから、他人の物を自分の物にしようとしているのは明らかです。
 
例えば、Aさんが1000円出して150円のお茶を買い、850円のお釣りを取り忘れてその場からいったん立ち去ったとしましょう。まず、お釣りの占有者にあたるのはAさんです。お釣りを取り忘れたとしても、すぐに気付いて戻った場合には、占有はまだAさんにあると考えられます。
 
Aさんが取り忘れに気付くことなくそのまま戻らなかった場合、お釣りの占有はその自販機の所有者や管理会社に移転するものと考えられます。つまり、いずれにしても返却口の小銭を意図的に自分の懐に入れると、窃盗罪が成立するのです。
 

今すぐやめてもらうための方法

父親に自動販売機のお釣りをチェックする癖を直してもらうためには、以下の3つの対処法がおすすめです。
 

・犯罪であることを伝える

まずは、小銭であっても自分の物ではないと知りながらそれを自分の懐に入れる行為は、れっきとした窃盗罪にあたることを伝えましょう。本人としてもまさか犯罪にあたるとは思っておらず単純な習慣としてやっている場合、抑止の方法として非常に効果的です。
 

・バレる可能性があることも理解してもらう

窃盗罪にあたる行為でも、「どうせバレない」とたかをくくっている場合には、次のようなケースでバレる可能性があることを伝えましょう。
 
まず、自分がお釣りを取り忘れたことに気付いて戻ってきた購入者や通りかかった人に、小銭を取ろうとする行為を目撃されてしまうかもしれません。次に、自動販売機に防犯カメラがついていた場合には、一部始終が映ってしまいます。こうなると言い逃れはできないでしょう。
 

・自分の姿を客観視させる

自分がやっている行為が大人としてどれだけ恥ずかしいものか、自覚が足りていないことも考えられます。お釣りの有無をチェックしている様子をスマホで撮影して本人に見せてみるのも有効です。子どもとして、「一緒に歩いていて恥ずかしいと感じていること」もしっかり伝えましょう。わが子に懇々と諭されることで、認識を改めることもあるでしょう。
 

大人では見逃してもらえない可能性が高い

お釣りをそのまま取ってしまった場合、子どもなら「ほんのいたずら」で許してもらえても、大人であれば窃盗罪が成立してしまう可能性があります。父親の自販機の「お釣り」をチェックする癖を直したい場合には、それが犯罪であることやバレる可能性が高いこと、また大人として恥ずかしい行為であることを伝えて、意識を変えてもらいましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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