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20年以上前の海外旅行で余った米ドルが出てきました。円に交換はできるのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年2月29日 2時0分

20年以上前の海外旅行で余った米ドルが出てきました。円に交換はできるのでしょうか?

20年以上前の海外旅行で余った米ドルが出てきたものの、円に交換はできるのか、気になっている人もいるのではないでしょうか。古い米ドルを日本円に交換する場合は、状況に応じて交換の可否が異なる点に注意が必要です。   本記事では、外貨の交換方法や20年以上前の米ドルの交換について解説します。

外貨を日本円に交換する方法は

まずは、外貨を日本円に交換する方法について解説します。なお、外貨は紙幣と硬貨に分類できますが、どちらを日本円に交換するかによって、交換方法が異なる点に注意が必要です。
 

外貨(紙幣)を日本円に交換する方法とは

外貨を日本円に交換できる主な場所は、銀行・外貨両替専門店・金券ショップです。本記事で取り上げる米ドルであれば、メジャーな通貨なので都市銀行だけでなく、地方銀行でも両替に対応しているところは多くあります。
 
マイナーな通貨の場合は、地方銀行では両替に対応していない場合もある点に留意が必要です。なお、銀行で両替ができるのは外貨紙幣のみであり、外貨硬貨は別の方法で両替しなくてはいけません。
 

外貨(硬貨)を日本円に交換する方法とは

外貨硬貨を日本円に交換する場合は、銀行や両替所を利用できないため、オークションサイトなどで販売するか、空港や都市部に設置されている、外貨を電子マネーやギフト券に交換してくれる自動両替機を活用する方法になります。
 
この両替機を使って硬貨を両替できるのは、ドル・ユーロ・ウォン・元のみである点に注意しなくてはいけません。それ以外の、香港ドルやタイバーツなども対応可能ではあるものの、紙幣のみの両替であり、硬貨には対応していない点に留意が必要です。
 

古い外貨は交換できるのか

20年以上前の米ドルなど、古い外貨の交換については、通貨の世代や紙幣の状態によっては両替できない場合があるほか、銀行によっては交換に対応していないところもある点に注意が必要です。そのため、交換可能かどうかは、各銀行に問い合わせましょう。
 
万が一、交換に対応していないと断られた場合は、行った国の中央銀行や政府機関に相談することで、交換にまつわる情報を教えてもらえる可能性があります。また、古い紙幣や貨幣の取り扱いに詳しい専門的な貨幣商や古物商にアドバイスを求めるのもよいでしょう。
 

外貨を残さないことが大切

上述したように、古い外貨は場合によって両替できない可能性があるほか、外貨を日本円に交換する際に原則として手数料がかかります。したがって、海外へ出掛けたとき、持ち帰るのはなるべく避け、現地で使い切ることをおすすめします。
 
基本的には、海外ではクレジットカードを使えるお店も多いため、多くの日本円を外貨に両替しないように心掛けましょう。ただし、クレジットカードをメインで使う場合でも、屋台など、場所によっては外貨が必要になるケースもあります。
 
両替した外貨が余った場合は、チップとしてレストランやホテル、タクシーなどで渡すほか、クレジットカードが使えるお店では、現金を出して残りはクレジットカードで支払うといったように、工夫してお金を使いましょう。
 

古い米ドルも交換してもらえる可能性はある

米ドルは20年以上前のものでも、取り扱い可能な銀行では日本円に交換してもらえます。ただし、取り扱いの有無や、紙幣の状態などによっては必ず交換してもらえるわけではないため、交換を希望する場合は一度相談してみるとよいでしょう。また、政府機関や専門知識を持つ古物商に相談をすれば、アドバイスしてもらえる可能性もあります。
 
海外に出掛けるときは、外貨は余らせないよう現地で消費することをおすすめします。チップとしての使用や、クレジットカードと合わせて支払いをするなど、工夫をしてできるだけ使い切りましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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