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祖母が「厄年だから神社へ行け」としつこいです。今年「大厄」なら行ったほうがいいですか? 神社にはいくら渡せばいいでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年2月29日 4時40分

祖母が「厄年だから神社へ行け」としつこいです。今年「大厄」なら行ったほうがいいですか? 神社にはいくら渡せばいいでしょうか?

肉体的・精神的・社会的に厄災が降りかかると言われている「厄年」。自分自身は気にしていなくとも、例えば心配した祖母から「厄年だから神社へ行きなさい」などとしつこく言われ続ければ、不安になってくるという人もいるでしょう。厄払いは必ずすべきものではありませんが、精神的な安定を得るために、気になるのであれば行ってもいいかもしれません。   本記事では、厄年とは何かをはじめ、厄払いの意味や費用などを解説します。

厄年とは

厄年とは、平安時代に陰陽道の考えにもとづいて広まったもので、特定の年齢で災難や不幸に遭う可能性が高いと考えられる年のことです。この考え方は日本の文化で根付いたものですが、海外にも年齢による「厄年」といった類似の概念がある国はあるようです。
 
日本の厄年は、男性と女性によって年齢が異なり、一般的に男性の場合は25歳・42歳・61歳、女性の場合は19歳・33歳・37歳が厄年にあたるとされています。また厄年は、早生まれかどうかは関係がない点が特徴です。
 
なお、厄年は厄年そのものを指す「本厄」のほかに、厄年の前年である「前厄」、厄年の次の年である「後厄」の3年にわたって続くと考えられています。例えば男性であれば本厄25歳に対し、24歳が「前厄」、26歳が「後厄」です。さらに、男性は42歳、女性は33歳の厄年が「大厄」といわれ、厄年の中でも特に災いが起きやすい年になるとされています。
 

厄払いについて知ろう

ここからは、厄払いについて、厄払いの意味や費用などを紹介します。
 

・厄払いとは

厄払いは、厄年に起こりやすいと考えられる災いを避けるために行われる儀式のことです。主に、神社や寺院で執り行われることが多いでしょう。厄払いをすることで、心の不安や迷いを取り除き、精神的な安定を得るという目的で、厄年には厄払いをしてもらう人もいるのです。
 
なお、厄払いは誰かと一緒に行っても問題はありません。一人で行くのが不安な場合は、同じ年齢の友人らと一緒にお祓いを受けるのもよいでしょう。また、厄払いを受けるべき時期は決まっていませんが、一般的には節分までに受けるとよいと考えられています。
 

・厄払いの相場は

厄払いを受ける際は、初穂料または玉串料、祈祷料をお礼として支払います。具体的な金額の相場は、地域や神社・寺によって異なりますが、一般的には5000円~1万円です。
 
明確な金額を知りたい場合は、厄払いを受ける予定の神社やお寺へ直接問い合わせましょう。中には具体的な金額が決まっておらず、「お気持ちで」と言われることもありますが、その場合は前述の相場を目安に、自分がよいと思う金額を支払います。
 

・厄払いは行くべきなのか

厄払いをすることで、心の安定や今後の人生に向けた心の準備につながることが期待されています。しかし、厄年の人は必ず厄払いに行かなくてはいけないというわけではありません。厄払いに行くかどうかは、個人の価値観や信仰などによって一人ひとりが自由に決めるべき性質のものです。
 

心機一転したい人は厄払いを受けよう

厄払いは、厄年に起こりやすいと考えられる災いを避けるために、神社やお寺で行われる儀式です。心の不安や迷いを取り除く効果を期待して行う厄払いですが、厄年だからといって厄払いを受けなくてはいけないという決まりはありません。自分の気持ちや生活状況などを考慮しながら、厄払いを受けたい人は申し込むとよいでしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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