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中古車市場で「需要」が高く値段が「あまり変わらない」車ってある?

ファイナンシャルフィールド / 2024年3月2日 9時40分

中古車市場で「需要」が高く値段が「あまり変わらない」車ってある?

車の購入には新車だけではなく、中古車という選択肢もあります。しかし、中古車の場合は価格の変動が大きく、選ぶ際にも迷うでしょう。今回は、中古車の中でも価格があまり変わらなかったり、流通量が多かったりする車を紹介します。

値段があまり変わらない車を探してみた

今回は、中古車市場において需要が高く、値段があまり変わらない車を探してみました。
 

トヨタアルファード

2015年から販売されている3代目アルファードの中でも、Z(ハイブリッド車)の中古車価格を調べてみました。車両価格は2WDと4WDが含まれるものの、658万〜1200万円(税込み、以下同様)と、高めの価格で取り扱いがあります。なお、アルファードの新車価格は2WDが620万円、E-Fourが642万円のため、中古車のほうが価格は高くなっています。
 
理由としては、新車が納車までに期間を要していることが挙げられるでしょう。社会情勢の悪化や半導体不足など、さまざまな要因が車の製造・販売に遅れをもたらしています。その結果、中古車で車を求める方が増えて、価格の高騰につながっていると考えられます。
 

ダイハツタントカスタム

ハイタイトの軽自動車として知られるタントカスタムは、単身者からファミリー層まで、人気の車種です。中古車市場においても、流通量が多いという特徴があります。
 
なお今回は、タントカスタムRSで価格を確認しています。車の年式が2009年から2023年まで取り扱いがあり、走行距離もさまざまですが33万〜210万円で購入可能です。なお、100万円以下のものは、走行距離が10万キロ近いものや、年式が古いなどの特徴が見られました。
 
タントカスタムのRSは、新車購入価格が2WDで187万円、4WDで199万1000円からになります。なお、2024年2月現在、ダイハツはすべての車種において出荷を停止しています。
 

値段があまり変わらない車の特徴

ここからは、値段があまり変わらない車の特徴を3つ紹介します。
 

希少価値が高い車

まずは、希少価値が高い車です。先ほど紹介したアルファードは、納車までの期間が長くかつ需要が高いため、希少価値が高まっています。またスポーツカーにおいても、希少価値が高い車は、年式を問わず価格が高い傾向があります。市場の需要に対して供給が少ない場合は、中古車でも値段が高くなるでしょう。
 

ロングセラーの車

ロングセラーの車も、年式問わず、一定の価格で販売されています。先ほど紹介したタントは、軽自動車の代表ともいわれる存在であり、長年多くのユーザーを獲得しています。ロングセラーかつ販売台数が多い車は、一定の需要が見込まれるため、それが価格にも反映されています。
 

海外でも人気の車

国産車は、海外においても人気があります。例えば、4年連続販売台数世界一のトヨタでは、プリウスやランドクルーザーなどは海外でも人気の車種です。販路が国内だけでなく海外にまで及ぶ車種は、一定の需要が見込まれるため、安定した価格になっています。
 

中古車購入のポイント

ここからは、中古車を購入する方向けに、ポイントを3つ紹介します。
 

見積もりは必ず複数を

中古車を購入する場合は、車種やグレードをある程度絞ってから、オンラインで価格を確認しましょう。一括で確認できるサイトを利用すると、さまざまな車を見られます。同じグレードでも年式や走行距離が異なると、車両価格が大きく異なります。複数の出品者から見積もりを取って、車の情報を詳しく確認しましょう。
 

できる限り現地で車を確認する

自分が住む都道府県以外で、中古車を購入するという可能性もあるでしょう。その場合は、できる限り現地で実物を確認しましょう。写真に掲載されているものと実物が、大きく違う可能性もあります。また、実際に現地でエンジンをかけたり、ラゲッジスペースを確認したりすることで、購入時のイメージが湧きます。
 

修復歴を確認する

修復歴とは、骨格部分から修理したことのある車のことを指しています。修復歴がある車の場合は、きめ細かなメンテナンスが必要だったり、乗っているうちに故障の可能性が高くなったりします。
 

値段があまり変わらない車は一定のニーズがある

中古車市場においては、同じ車種であっても価格帯がさまざまであるため、自分の予算や求める性能に合わせた選択が求められます。近年は車の納車遅れが進んでいることから、中古車でも価格が高い車もあります。そのため、新車と中古車の両方を見比べながら、決定することをおすすめします。
 

出典

トヨタ株式会社 アルファード
ダイハツ工業株式会社 【公式】タント
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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