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レンタカーが「禁煙車」と気付かず喫煙したら賠償金を請求されました。 口頭での説明がなくても支払うべき?

ファイナンシャルフィールド / 2024年3月6日 3時10分

レンタカーが「禁煙車」と気付かず喫煙したら賠償金を請求されました。 口頭での説明がなくても支払うべき?

レンタカーでの喫煙が禁止されている場合がありますが、禁煙と気づかずに車内で喫煙したら賠償金を支払わなければいけないのでしょうか?   レンタルする際に特に説明がなかった場合には「事前に禁煙車といわれてなかったから支払う必要はないのでは?」と感じる方もいらっしゃることでしょう。   今回は、禁煙車で喫煙した場合に発生する賠償金や、事前説明がなかった場合についての賠償金の支払いについて解説します。

レンタカーを借りた際に賠償金が請求されるケースはどんな時?

レンタカーを借りる際は、車の契約や返還、料金に関する契約内容などの記載がある「貸渡約款」と呼ばれる書類を受け取ります。
 
貸渡約款の中には「賠償」や「補償」などの項目が設けられており、この項目に違反した場合は、賠償金を支払わなければいけません。貸渡約款では、「賠償及び補償」「借受人による賠償及び営業補償」といった文言で記載されている場合が多いです。
 
なお、交通事故や盗難などに加えて、車内の汚れやにおいについても言及されることがあるため、注意が必要です。
 

禁煙車で喫煙したらどうなる?

禁煙車で喫煙をした場合は、車内にタバコのにおいが付着することがあります。
 
タバコのにおいが、貸渡約款の中にある賠償項目の「臭気」に該当し、利用したレンタカーを汚損したとして賠償金を請求される可能性が高いです。
 
利用者の故意過失により一時的にレンタカーが利用できなくなった場合に、営業補償料としてNOC(ノンオペレーションチャージ)と呼ばれる代金を支払います。
 
なお、NOC(ノンオペレーションチャージ)は、レンタカー会社により料金設定が異なるため、レンタカーを借りる際は事前に確認しましょう。
 

口頭で貸渡約款の説明がなく、禁煙車で喫煙したら賠償金は請求される?

レンタカーを借りた時点で、貸渡約款の内容に同意したものとして考えられるため、口頭で説明がない場合でも、禁煙車で喫煙をしたら賠償金が請求される可能性があります。
 
通常はレンタカーを借りる際に店頭で貸渡約款の内容説明を受けますが、事業者によっては説明されない場合もあるため、注意が必要です。利用したあとでトラブルに巻き込まれないようにするためにも、喫煙する際は必ず事前に確認しておきましょう。
 

レンタカーで喫煙するなら喫煙車を選びましょう

口頭で説明を受けていなくても、禁煙車で喫煙をした場合、汚損による賠償金を支払わなくてはならない可能性が高いと考えられます。
 
一般的にはインターネット予約の段階で、喫煙車か禁煙車かを選べるようになっていますが、万が一選択できない場合はレンタル当日に必ず確認してください。
 
また、もしも心当たりがないにも関わらず、喫煙による汚損代を請求された場合は、事情をレンタカー会社に説明して、対応を依頼しましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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