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自分1人の食事なら「猫まんま」が手軽でコスパ良し? 塩分は意外と高くない?「栄養面・コスパ」について検証

ファイナンシャルフィールド / 2024年3月8日 2時10分

自分1人の食事なら「猫まんま」が手軽でコスパ良し? 塩分は意外と高くない?「栄養面・コスパ」について検証

あなたは「猫まんま」を食べたことがありますか?みそ汁をかけたもの、かつお節をかけたものなど定義はさまざまですが、どちらも節約と手軽さを両立できるメニューです。   本記事では、猫まんまは1食いくらでできるのか、また塩分などの栄養面で問題がないのかを解説します。猫まんまで節約したい、手軽に食事を済ませたいなどと考えている人は、ぜひ参考にしてください。

猫まんまとは

猫まんまの由来には諸説ありますが、広辞苑にも載っている「猫飯」から来ているといわれています。広辞苑で「猫飯」を調べると、「猫に与える飯のように味噌汁をかけたり削り節を散らしたりした飯」とあります。
 
「まんま」とは、ご飯を指す赤ちゃん言葉・幼児語です。広辞苑にもあるように、猫まんまには「ご飯にみそ汁をかけたもの」と「ご飯にかつお節をかけたもの」の2種類があります。関西圏は前者を、関東圏は後者を猫まんまと呼ぶことが多いようです。
 
本記事では、ご飯にみそ汁をかけた関西風の猫まんまを例に挙げて、コストパフォーマンスや栄養面を解説します。
 

猫まんまは1食いくら?

関西風の猫まんまの材料は、白いご飯と味噌汁です。今回は、茶碗1杯(中盛り)と味噌汁1杯を使用して猫まんまを作ると仮定します。農林水産省の公式ホームページによると、茶碗1杯(中盛り)のご飯の重さは約150gで、精米にすると約65gとなります。
 
「小売物価統計調査(動向編)2024年1月」によると、精米(コシヒカリ以外)の東京都区部小売価格は5kgで2283円です。1kgあたりの価格は約457円、10gあたりの価格は約4.57円となります。つまり、茶碗1杯(中盛り)のご飯にかかる費用は、約4.57×6.5=約29.7円です。
 
みそ汁は入れる具材にもよりますが、1杯10~30円程度で作れるケースが多いでしょう。即席みそ汁を使用しても問題ありません。
 
例えば、マルコメの「生みそ汁 料亭の味 わかめ 12食」を利用する場合、1食あたりの価格は10円前後です。猫まんま1食にかかる費用は、約29.7円+約10円=約39.7円となります。1食あたり50円を切っており、コストパフォーマンスはよいといえるでしょう。
 

塩分は問題ないの?

猫まんまを食べるうえで気になるのが栄養バランスです。とくに塩分量が気になる人は多いのではないでしょうか。白米には塩分がほとんど含まれていないため、問題は味噌汁の塩分となります。先ほど例に挙げた「生みそ汁 料亭の味 わかめ 12食」の塩分量は、1食あたり1.9gです。
 
厚生労働省では、目標とすべき1日の食塩摂取量を男性が7.5g未満、女性が6.5g未満としています。1日3食を食べる場合、1食あたりの塩分目安量は約2.0gとなります。そのため猫まんまを1日1回、適量を守って食べる分には問題ないといえるでしょう。
 

食事は栄養バランスが大切

猫まんまは1食あたり50円以下で作ることができ、コストパフォーマンスは抜群といえるでしょう。適量食べる分には塩分量も問題ありませんが、たんぱく質や野菜が不足する可能性があります。その場合は、ご飯にかけるみそ汁を具だくさんにしたり、他の2食でカバーしたりするのが良いでしょう。
 

出典

公益社団法人 米穀安定供給確保支援機構 茶わん1杯のごはん
総務省統計局 小売物価統計調査 小売物価統計調査(動向編) 月次 2024年1月
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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