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車のローンが負担です。「借り換え」をしたほうがよいのでしょうか? いくら安くなると借り換えのメリットがあるのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年3月8日 9時0分

車のローンが負担です。「借り換え」をしたほうがよいのでしょうか? いくら安くなると借り換えのメリットがあるのでしょうか?

車のローンを契約している人のなかには「毎月の返済負担が大きい」ことに悩んでいる人もいるのではないでしょうか。そこで、総返済額や利息負担の軽減、毎月の返済額の見直しなどを目的に、現在よりも金利が低い車のローンへ借り換えを検討する人もいることでしょう。借り換えによって金利が1.0%低くなるだけで、数万円もの減額効果が期待できます。   本記事では、車のローンの借り換えについて解説します。

車のローンの借り換えとは?

車のローンの借り換えとは、現在契約している車のローンを、より有利な条件で借り直すことを意味します。別の金融機関で新たに車のローンを契約したあと、その融資金で現在借りている車のローンを一括返済する仕組みです。
 
車のローンの借り換えをする際には、借り換え先に申込手続きを行うことや審査に通ることが必要です。しかし、借り換え後の貸付条件によっては、総返済額と毎月の返済額を軽減できる、車の所有権を自分名義にできるなどのメリットがあります。
 

総返済額と毎月の返済額を軽減できる

現在、契約している車のローンの金利よりも、借り換え後のローンの金利が低ければ、その分だけ総返済額を軽減できる効果があります。金利が低くなれば、その分だけ支払う利息も少なくなるからです。
 
また、毎月の返済額を負担に感じている場合、車のローンを借り換える際に、無理なく返済できる金額で契約することも可能です。
 

車の所有権を自分名義にできる

ディーラーで自動車ローンを契約した場合、その自動車の所有権は完済するまでディーラーが持つことになります。金融機関が取り扱う自動車ローンに借り換えれば、自動車の所有権を自分にできるのは、大きなメリットといえるでしょう。
 

今の返済額からいくら減額できれば借り換えしたい?

車のローンを数年かけて返済する場合、総返済額や支払う利息に差が出ます。
 
総返済額や利息がどのくらい安くなれば、借り換えのメリットがあると判断するのかは利用者次第です。
 
なお、個人向け融資プラットフォーム「Embedded Finance」を運営する、クラウドローン株式会社(東京都新宿区)が実施した「マイカーローンについて金利と借り換えの意識調査」(調査期間:2023年1月12日、調査対象:各種ローンやクレジットカードで車の購入をしたことがある、現在ローン返済中の20~59歳の男女361人)しました。
 
調査によると、「今の返済額からいくら減額できれば、手間をかけてでも借り換えしたいと考えますか」の設問に対し、毎月5000円と回答した人が全体の28.3%と最多でした。
 
各金融機関のホームページから、返済額試算シミュレーションを行えます。現在と借り換え後の適用金利で比較を行い、どのくらいの軽減効果があるのかを確認してみてください。
 

車のローンの借り換え方法

車のローンを借り換える方法は、一般的に以下の流れで行います。

1.車のローンを借り換えるための申込手続き
 
2.審査(簡易的な仮審査、本審査の2段階で審査を実施する場合あり)
 
3.審査結果の連絡
 
4.融資契約手続き
 
5.融資実行(返済用口座へ融資金を入金)
 
6.契約中の車のローンを一括返済

契約中の車のローンを一括返済することで、借り換えが完了します。あとは新たな借入先に対し、車のローン返済を行うだけです。
 
車のローンを借り換える際には、本人確認書類以外に現在のローンの返済状況や予定が分かる書類(返済用口座の通帳の写し、返済予定表など)や車検証の写しなどの提出を求められます。車のローンの借り換えを決めたら、早めに準備しておくとスムーズに手続きを進められるでしょう。
 

取扱手数料が発生する場合がある

車のローンを借り換える際に、取扱手数料や事務手数料などが発生する場合があります。適用金利だけ見て手数料を見落とすと、結果的に損をする恐れがあるため、必ず手数料の金額も確認しましょう。
 

車のローンを借り換えて返済負担の軽減につなげよう

現在よりも低金利の車のローンに借り換えれば、総返済額や支払う利息の負担を軽減できます。また、総返済額が少なくなれば、毎月の返済額は同じでも返済期間を短縮することが可能です。
 
新たに申込手続きを行って、審査に通らなければならないといった手間はかかりますが、車のローンの借り換えによって手元に残るお金を増やすことも期待できます。減額効果がどのくらいなのか確認したい場合は、金融機関のホームページにある返済額試算シミュレーションも活用してみてください。
 

出典

クラウドローン株式会社 ANDLOAN マイカーローンについて金利と借り換えの意識調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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