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【過去最高額】令和5年の平均賃金(月額)は「31万8300円」の結果に。どの「職種」が特に高い?

ファイナンシャルフィールド / 2024年3月9日 6時30分

【過去最高額】令和5年の平均賃金(月額)は「31万8300円」の結果に。どの「職種」が特に高い?

厚生労働省が調査する「令和5年賃金構造基本統計調査」の速報が発表されました。 今回は異例の「速報」であり、令和3年、4年の発表時期は3月でしたが、それに対して前倒しで発表されていることから、賃金に対する高い関心がうかがえます。   そこで今回は「賃金構造基本統計調査」に基づき、2023年の平均賃金を解説します。 さらに、産業別での平均賃金も解説しますので、自分の年収と照らし合わせてみましょう。

令和5年の平均賃金は月に31万8300円

厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査速報」によると、令和5年の一般労働者における平均賃金は31万8300円とのことです。
令和元年からの平均賃金を、表1にまとめました。
 
表1

賃金 対前年増減率
令和元年(2019) 30万6000円
令和2年(2020) 30万7700円 0.6%
令和3年(2021) 30万7400円 -0.1%
令和4年(2022) 31万1800円 1.4%
令和5年(2023) 31万8300円 2.1%

※政府統計の総合窓口 e-Stat厚生労働省「令和5年 賃金構造基本統計調査速報 第1表」を基に筆者作成
 
令和5年の平均賃金は、令和4年の31万1800円から6500円(2.1%)増額し、過去最高額となっています。
 
令和に入りコロナ禍の影響もあり一度は下がったものの、平均賃金は増加傾向にあるようです。
また、令和5年の増減率2.1%という大きな数字は、1995年以降ありませんでした。
 

【産業別】平均賃金(月額)

次に、産業別の平均賃金を見てみましょう。
 
同調査による産業別の平均賃金は表2の通りです。
賃金が高い順に、5つの産業を紹介します。
 
表2

産業別 平均月額
電気・ガス・熱供給・水道業 41万200円
学術研究、専門・技術サービス業 39万7500円
金融業・保険業 39万3400円
情報通信業 38万1400円
教育、学習支援業 37万7100円

※政府統計の総合窓口 e-Stat厚生労働省「令和5年 賃金構造基本統計調査速報 第3表」を基に筆者作成
 
平均賃金が最も高い産業は「電気・ガス・熱供給・水道業」であり、41万200円です。
全体の平均値(31万8300円)と比較して、9万1900円多いことが分かります。
 
電気・ガス・熱供給・水道業は、インフラストラクチャー(以下:インフラ)にかかわる重要な産業であるため認知の高い職業です。
 
インフラや金融業、教育などをはじめ生活に欠かせない産業や、専門的な知識や技術が求められる産業は、賃金が高い傾向にあるようです。
いずれも私たちの生活に密着した産業であり、昨今の生活には欠かせません。
 

令和5年の平均賃金は過去最高額、産業別ではインフラや専門技術が高い

令和5年の平均賃金は、31万8300円と過去最高額でした。
産業別では、インフラにかかわる「電気・ガス・熱供給・水道業」が41万200円でトップとなり、次いで「学術研究、専門・技術サービス業」「金融業・保険業」と続きます。
 
生活を支えるために必要不可欠な産業や、専門的な知識や技術を要する産業は賃金が高い傾向にあるといえるでしょう。
 

出典

政府統計の総合窓口 e-Stat 厚生労働省 令和5年賃金構造基本統計調査 速報 第1表、第3表
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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