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実家から聖徳太子の「1万円札」が出てきましたが、古いお金はまだ使えますか? 7月に「新札」が出たら使えなくなることもあるのでしょうか…?

ファイナンシャルフィールド / 2024年3月14日 0時50分

実家から聖徳太子の「1万円札」が出てきましたが、古いお金はまだ使えますか? 7月に「新札」が出たら使えなくなることもあるのでしょうか…?

日本では数年おきに新紙幣が発行されます。そのため、それまで使っていた紙幣は旧札として使用されることになりますが、一定期間を過ぎた紙幣も使えるのでしょうか?   例えば、「聖徳太子」が描かれている1万円札は1986年1月4日に発行が停止されているため、現在では使えないようにも思えます。また、2024年7月に新紙幣が発行されるのでその後も旧紙幣が使用できるのかも気になるところです。   そこで本記事では、聖徳太子の1万円札が使用できるのかについて解説していくと共に、2024年7月から発行される新紙幣についても紹介していきます。

新紙幣の発行はおおむね20年に1度

日本で紙幣を発行しているのは日本銀行です。紙幣は一定期間を過ぎると新紙幣が発行されるようになっています。今回の新紙幣発行の理由は「紙幣の偽造防止技術を新しくすること」、「ユニバーサルなデザインが世界の潮流であること」といった2つです。
 
まず、紙幣には偽造防止のためにさまざまな技術が盛り込まれています。例えば、すかしや凹版印刷です。これらの技術は紙幣の偽造を防止するために有効ですが、民間の印刷技術も進歩しているため長期間紙幣が変わらないと偽造のリスクが高くなってしまいます。また、目の不自由な人や海外の人のためにもユニバーサルなデザインが求められています。
 
そこで、現在はおおむね20年という期間がたつと新紙幣を発行し、偽造防止技術とデザインを新しくしているのです。
 

聖徳太子が描かれている1万円札はいつまで使用できる?

聖徳太子が描かれている1万円札は1986円1月4日に発行が停止されていますが、福沢諭吉に代わるまで長い期間発行されてきました。その後も使用可能ですが、現在は見かけることはほとんどありません。そのため、現在は使用できないようにも思うかもしれません。
 
しかし、日本銀行によると現在発行されていない紙幣でも有効な紙幣もあります。これまでに53種類の銀行券が発行されていて、現在は22種類が有効です。その中には聖徳太子が描かれている1万円札も該当しており、2024年7月以降も問題なく使用できます。
 

2024年7月からの新紙幣

新1万円札は「渋沢栄一」、新5000円札は「津田梅子」、新1000円札は「北里柴三郎」が描かれており、2024年7月から発行されます。
 
偽造防止の新技術としては、3Dホログラムが世界で初めて紙幣で採用され、肖像が回転するようになっています。それ以外にも印刷方式の変化や新たな高精細すき入れの採用など、偽造防止の技術が多く盛り込まれています。
 
また、ユニバーサルデザインを採用している点も大きな変化です。券種ごとに斜線の位置を変えることで国籍を問わず券種がわかるようにしたり、額面数字が大きくなったりしています。
 

旧紙幣と新紙幣を引き換えてもらうことも考えてみましょう

新紙幣の発行は偽造防止の技術とデザインを新しくするために必要な措置であることが分かりました。
 
また、新紙幣の発行によってこれまで使用している紙幣が使えなくなるわけではありませんが、使いにくくなる可能性があります。そこで、銀行などの金融機関で旧紙幣と新紙幣を引き換えてもらうことも考えておいてください。
 
金融機関の窓口で両替をすることで旧紙幣を新紙幣に換えてもらえます。しかし、新紙幣の発行によってこれまでなじみのあった紙幣が使わなくなっていくのは寂しく感じるかもしれませんね。
 

出典

日本銀行 一万円券
日本銀行 これまでに発行されたお札のうち、現在使えるお札はどれですか? 古いお札を持っていますが、現在も使えますか?
国立印刷局 新しい一万円札について
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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