1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

「年収180万円」の会社員です。将来の年金はいくら受け取れますか? 将来が不安です…。

ファイナンシャルフィールド / 2024年3月14日 4時10分

「年収180万円」の会社員です。将来の年金はいくら受け取れますか? 将来が不安です…。

少子高齢化が進行していることもあり、将来自分が年金をしっかりと受け取れるのか不安な人は多いのではないでしょうか。そこで本記事では、年収180万円で定年まで働き続けた場合、どれくらいの年金を受け取れるのかを考えます。   年収180万円の人をモデルケースとして、老後の生活へのイメージを膨らませてみてください。

年収180万円の人が受け取れる年金は121万368円

企業に勤める会社員の場合は国民年金と厚生年金に加入するため、将来もらえる年金をそれぞれ考える必要があります。
 

・老齢基礎年金は満額で79万5000円(令和5年度)

国民年金に加入することで受け取れる「老齢基礎年金」は、保険料を納めた期間によって受給額が決まります。
 
ここでは一例として、20歳から60歳になるまでの40年間ずっと未納も免除もなく、きっちり納め続けたケースで考えてみましょう。令和5年度の老齢基礎年金は、満額で79万5000円です。40年間保険料を納め続けた場合、年に79万5000円、月に6万6250円受け取れる計算になります。
 

・老齢厚生年金の受給額は41万5368円

続いて、厚生年金に加入することで受け取れる「老齢厚生年金」の受給額を計算していきましょう。
 
受給額の計算式は平成15年3月以前と平成15年4月以降で異なりますが、ここでは平成15年4月以降の計算式を用います。加入期間の月数は480月、加給年金は考慮しない、という想定です。以上の条件で受給額を計算すると、次のようになります。


計算式:平均標準報酬額×(5.769÷1000)×加入期間の月数
受給額:15万円×(5.769÷1000)×480月=41万5368円

以上の結果から、年収180万円で40年間働き続けた場合、年に41万5368円の老齢厚生年金を受け取れることがわかりました。これを月額換算すると、毎月3万4614円受け取れる計算です。
 

・老齢基礎年金と老齢厚生年金あわせて年に121万368円受け取れる

上記の計算結果をあわせると、年収180万円で40年間働き続けた場合、年に121万368円の年金を受け取れるとわかりました。老齢基礎年金と老齢厚生年金のトータルで、月に10万864円受け取れる計算です。
 
ただし、この数字は国民年金の保険料をきっちり納め続けた場合です。未納期間や免除期間があると、将来受け取れる年金はより少なくなる点に注意しましょう。
 

年金だけで暮らすのはかなり厳しい

年収180万円の人が将来的に受け取る、月10万864円の年金だけで暮らすのは現実的ではありません。仮に生活できたとしても、病気やケガなどの不測の事態に陥ったときに支障をきたしてしまうでしょう。
 
特に、貯金がまったくできず、昇給も見込めないような現状なら、老後の生活に大きな不安が生まれます。老後資金を準備するための工夫や、収入を増やすための対策が必要です。
 

転職や副業も視野に入れつつ収入を増やしていこう

年収180万円の人が40年間働き続けた場合、将来受け取れる年金は年に121万368円、月に10万864円という結果になりました。
 
健康であれば、月に10万864円でもギリギリ生活できるかもしれませんが、不測の事態に陥ると一気に苦しい状況となります。年金だけで暮らすのは難しいため、転職や副業なども視野に入れながら少しずつ収入を増やしていきましょう。
 

出典

日本年金機構 老齢基礎年金の受給要件・支給開始時期・年金額
日本年金機構 報酬比例部分
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください