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洗濯の「頻度」の違いで「水道代」はどれだけ変わる?

ファイナンシャルフィールド / 2024年3月18日 10時10分

洗濯の「頻度」の違いで「水道代」はどれだけ変わる?

生活スタイルや家族の人数が違うため、家庭によって洗濯する頻度はさまざまでしょう。洗濯の回数が多いと、水道代が心配になるかもしれません。「洗濯の仕方を変えることで水道代を節約できないか」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。   この記事では、高頻度で洗濯する場合と比べ、洗濯物がたまってからまとめて洗濯する方が水道代を節約きるのかについて紹介します。

洗濯機で使用される水道代はどれくらい?

洗濯機で使用される水道代は、使用する製品や地域によって異なります。今回はあるメーカーのタテ型洗濯機を例に、洗濯でかかる水道代を算出してみましょう。選択できる最小の使用水量は22リットル、最大の使用水量は51リットルです。
 
厚生労働省によると、水1リットルは全国平均で約0.2円です。よって洗濯1回でかかる水道代は、下記の通りになります。
 

・最小の使用水量の場合 22リットル×約0.2円=約4.4円
・最大の使用水量の場合 51リットル×約0.2円=約10.2円

 
1回の洗濯で水道代に約5.8円の差があることが分かります。
 
次に、洗濯物がたまってから週1回まとめて洗濯するのと、2日に1回少量ずつ洗濯する場合の水道代を比較してみましょう。
 

週1回まとめ洗いするのと2日に1回少量ずつ洗うのではどちらがお得?

週1回洗濯物がたまってからまとめて洗濯する場合、洗濯機の最大の使用水量51リットルを使用すると、年間で使用する水量は51リットル×約52週=約2652リットルです。
 
2日に1回少量ずつ洗濯する場合、洗濯機の最小の使用水量22リットルを使用すると、年間で使用する水量は22リットル×約156回=約3432リットルです。使用する水量の差は年間で約780リットル、年間の水道代は約780リットル×約0.2円=約156円お得になります。
 
ただし、ある1つのメーカーの洗濯機だけで算出しているため、必ずしも全ての洗濯機に当てはまるわけではありません。
 
また、今回調査した洗濯機は水量を調整できるものですが、洗濯物の量が変わっても水量を調整できない洗濯機もあります。その場合は洗濯物の量が少なくても多くの水量が必要になるため、まとめて洗濯をした方が水道代はより節約できるでしょう。
 

ほとんどの場合まとめ洗いする方が少量ずつ洗うよりもお得になる

今回調査したメーカーの洗濯機では、週1回まとめて洗濯した方が2日に1回少量ずつ洗濯するよりも年間約156円お得になることが分かりました。ただし、週1回の洗濯の際に洗濯物の量が多く、複数回洗濯機を回さなければならない場合は、節約にならないこともあるため注意が必要です。
 
家庭でどのくらいの量の洗濯物が出るかによって洗濯機を回す頻度を見直せば、節約ができる可能性があります。この記事を参考にぜひ検討してみてください。
 

出典

厚生労働省 いま知りたい水道
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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