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お風呂の「残り湯」で洗濯したいけど、「雑菌」や「汚れ」が気になる…水道代は月にいくら「節約」できる?

ファイナンシャルフィールド / 2024年3月25日 11時30分

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お風呂の残り湯は、捨てずに洗濯や掃除などに有効活用すれば、節水・節約につながります。一方で残り湯は一度人が入ったお湯であるため、雑菌や汚れを気にする人もいらっしゃるでしょう。   そこで今回は、お風呂の残り湯を活用する方法をご紹介します。さらに活用する際の注意点も解説しますので、少しでも水道代を節約したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

残り湯の活用場所と期待できる節約効果

家庭によって節約効果は変わりますが、東京都水道局によると、お風呂の残り湯を再利用することでおよそ90リットルの節水につながるとのことです。水1リットルあたりの水道代を0.24円と仮定して、1回(90リットル)の残り湯を再利用するとおよそ22円、1ヶ月(30日)毎日何かしらに再利用するとおよそ650円の節約が可能です。
 
実際に残り湯を活用できる場面をご紹介します。

●洗濯における洗いの工程
●掃除(最後の仕上げには不可)
●庭の水やり
●打ち水
●洗車
●災害用

洗濯におけるすすぎの工程や、掃除の仕上げなどには適していませんが、汚れを洗い流したり、庭の水やりや打ち水などに活用したりするといいでしょう。
 
例えば掃除であれば、玄関の泥汚れや洗車などがおすすめです。とくに洗車には多くの水を使うため、より節約効果が期待できます。ホースから水を流しながら洗車すると、およそ90リットルの水が消費されるといわれています。残り湯1回分をそのまま有効活用できるでしょう。
 

残り湯を再利用する際の注意点

お風呂の残り湯は、入浴時に出る皮脂やあか、汚れなどによって少なからず雑菌が繁殖しています。もちろん入浴方法や入る人数によっても変わってきますが、きれいな水とはいえないでしょう。
 
そのため衛生面を考えると、お風呂の残り湯を活用する場面は限られてしまいます。残り湯を再利用したいと考えている場合には、「体を洗ってから入浴する」「長い時間放置しない」などを意識することが大切です。
 
また、入浴剤を使用した残り湯を、洗濯や植物への水やりに使うことは避けましょう。色付きの入浴剤の場合、衣服へ色移りしてしまう可能性があります。
 

残り湯を再利用する際に重曹を使うと皮脂汚れが落ちやすくなる

残り湯を掃除や洗濯に再利用する場合、重曹を使うと以下の効果があるといわれています。

●皮脂やあか、汗による汚れが落ちやすくなる
●浸け置き掃除ができる
●油汚れが落ちやすくなる

実際の利用シーンとしては、重曹を入れた残り湯を使って浴槽の掃除をしたり、お風呂のイスやおけなどのバスグッズを浸け置きしたりするといいでしょう。
 
多くのものを浸け置きする場合、大量の水を消費することになります。残り湯を活用すればその分の水道代を節約できるだけでなく、掃除時間の時短にもつながり一石二鳥です。重曹は100円ショップでも購入できますので、実践しやすいでしょう。
 

残り湯に重曹を使えば効率良く掃除できる

お風呂の残り湯を毎日再利用することで、水道代を月に650円ほど節約できることが分かりました。活用方法によっても節約できる費用は異なりますが、再利用した分の水道代は減らせるでしょう。
 
ただし、残り湯を活用する場面は限られます。今回紹介した注意点を意識して、残り湯を有効活用してみましょう。掃除に活用する場合には、重曹を使うことで節約だけでなく掃除時間の短縮にも効果が期待できます。
 

出典

東京都水道局 くらしと水道 水の上手な使い方
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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