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新NISAのニュースをよく見ますが、投資はお金持ちがやるものなので年収300万の自分は無縁ですよね?

ファイナンシャルフィールド / 2024年3月26日 1時30分

新NISAのニュースをよく見ますが、投資はお金持ちがやるものなので年収300万の自分は無縁ですよね?

投資による資産形成と聞くと、多くの人が遠い世界の話と感じるかもしれません。特に年収300万円の人にとっては、投資という行為が自分とは無縁だと思い込んでいる人も少なくないでしょう。しかし、本当に無縁なものなのでしょうか。   本記事では、2024年から始まった新NISA制度の「つみたて投資枠」の概要について確認したあとで、年収300万円での投資について考察していきます。

新NISAの「つみたて投資枠」とは?

2024年の幕開けと共に、NISA制度がアップデートされました。導入された新NISA制度は、より広範な非課税投資枠を提供することで注目を集めています。特に、「つみたて投資枠」は旧来の「つみたてNISA」と比較して年間の投資限度額が3倍の120万円に増額され、非課税で保有できる総額も800万円から1800万円へと大きく拡張されました。
 
また新制度では、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」を同時に利用することが可能になりました。従来の制度では選択を迫られていた「つみたてNISA」と「一般NISA」を併用して、自分の状況や目標に応じて柔軟に資産を運用できるようになりました。
 
例えば、月額10万円を新NISAの枠内で投資すれば、1年間で120万円、10年間で1200万円を非課税で運用することが可能です。
 
さらに、新NISAでは非課税保有期間の無期限化が導入され、これまでの20年という期限が撤廃されました。これは、長期間にわたり資産を育てることを希望する人にとって朗報です。なお、非課税で投資できる商品の種類に変更はなく、低コストで分散投資が可能な投資信託を中心としたラインアップが継続して提供されています。
 
このように、新NISAは自身の将来設計に合わせてより多くの選択肢を持ち、資産形成を目指すための強力なツールとして位置付けられています。年間投資限度額の増加や非課税保有期間の無期限化など、刷新された点は投資戦略に大きな影響を与えることでしょう。
 

年収300万円でも「つみたて投資枠」を活用する意味はあるか?

年収が300万円であっても、新設された「つみたて投資枠」の利用には多くのメリットがあります。特に、少額から投資を始めることができる点が魅力的です。つみたて投資は月額100円からの少額でも積み立てが可能であり、これにより投資を日常生活に無理なく取り入れることができます。
 
さらに、NISAの最大の特徴である非課税特典により、投資から得られる利益に税金がかからないため、得られるリターンを最大化することが可能なのです。
 
また、つみたて投資枠を利用することで、長期間にわたって資産を増やすことができるので、老後の資金や子どもの教育費、住宅の購入などさまざまな目的の資産形成に向いています。月額1万円を20年間積み立てるなど無理のない範囲の投資で、その期間の市場の平均的な成長率を考慮すると、大きな資産に成長することが期待できるのです。
 
こうした理由から、年収がそれほど高くない人にとっても、つみたて投資枠の活用は非常に有効な資産形成の一つといえるでしょう。無理なく始められる点、非課税であること、そして長期的な資産形成が可能であること、これらはすべて将来に向けての安心感を得るために重要な要素です。
 

年収300万円でも始められる「つみたて投資枠」の魅力

年収300万円であっても、新NISA制度の「つみたて投資枠」は資産形成の大きな味方です。少額からの積み立てが可能で、非課税の恩恵を受けながら、長期的な運用が行えます。「つみたて投資枠」を活用することで、日々の生活に負担をかけることなく、将来にわたる資産形成の一つとして投資を始めることができるのです。ぜひ、検討してみましょう。
 

出典

金融庁 つみたてNISAの概要
金融庁 新しいNISA
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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