若い頃に入った保険がそのままです。保険料は40代から上がると聞きますが、60代で見直しをすると損するのでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年3月27日 10時10分
若い頃に加入した保険がそのままになっているものの、見直しをしたほうがよいのか、迷っている人も多いのではないでしょうか。 また、保険料は40代から上がると聞いたものの、60代で見直しをするのは遅いのか、知りたい人もいるでしょう。60代になると、自分の身体の変化などで保険に求めるものが変わるケースが多いです。 本記事では、60代に必要な保険についてや、保険を見直すポイントなどについて解説します。
60代に必要な保険とは
60代になると、健康状態や資産状況などに変化が起こりやすくなります。これまでの保険とは異なる保障内容が必要な人もいるため、60代で加入している保険を見直すことは大切です。
生命保険には、さまざまな種類がありますが、そのなかでも特に60代になったら検討したほうがよい保険として、死亡保険・がん保険・医療保険・介護保険が挙げられます。以下で、それぞれの保険の特徴を紹介します。
死亡保険
死亡保険は、加入者が死亡した場合や、所定の高度障害状態になった場合に、遺族にまとまったお金が支払われるものです。死亡したときのお葬式費用として、また、遺族の生活費のために加入する人が多い保険といえるでしょう。
がん保険
がん保険は、商品やプランによって具体的な保障内容が異なりますが、がんと診断された場合に一時金が支払われたり、入院や手術などが必要になった場合に、所定の給付金が支払われたりする保険です。がん保険のなかには、先進治療を受けたときに自己負担した金額と同額の保障を受けられるものや、がんになったことで減った収入を補てんするものなどもあります。
医療保険
医療保険は、病気やけがで入院や手術などが必要になった場合に、入院給付金や手術給付金が受け取れる保険です。医療保険に加入することで、公的医療保険制度では補てんしきれない医療費をまかなえるでしょう。
介護保険
介護保険は、要介護や要支援状態になり、介護が必要になった場合に保険金が支払われます。公的な介護保険制度もありますが、それだけではまかないきれない部分もあるため、十分な介護サービスを受けるためにも、民間の介護保険に加入しておくほうが安心です。
保険を見直す際のポイントを知ろう
60代になると、子どもの独立や自分や配偶者の定年退職などにより、ライフステージが大きく変わる人が多くなります。また、病気・けがのリスクも高まるため、これまで加入していた保険の見直しをおすすめします。
保険を見直す際は、まず、加入している保険の保障内容を再確認しましょう。保険金や一時金を受け取れる条件を確認し、条件を満たすことが難しいのであれば、その保険は適していないので、別の保険への加入を検討したほうがよいでしょう。
また、定年退職により収入が減るため、これまで支払っていた保険料がこの先も払い続けられるかを考える必要もあります。支払いが経済的に厳しいのであれば、無理なく支払える範囲で抑えましょう。子どもが独立している場合は、大きな死亡保障を付ける必要がない人もいます。自分の状況に応じて、適切な保障内容を含む保険に加入することが大切です。
なお、60代から新しい保険に加入すると、若いときよりも保険料は高くなりがちです。保険料が安くても、保障内容が自分の状況に見合っていなければ加入していても意味がありません。そのため、60代で保険を見直す場合は、自分のライフスタイルなどを考慮し、ニーズに合った保障内容が付いているもので、無理なく支払える保険料の保険に加入するとよいでしょう。
60代になったら賢く保険を見直そう
60代になると、健康状態だけでなく、生活状況や資産状況などに変化が出る人も多いでしょう。保険についても、これまで加入していた保険の保障内容では、十分でない可能性もあります。そのような保険に入り続けていると、かえって無駄な出費が増える恐れもあるため、一度、保険の見直しをすることが大切です。
60代になると、さまざまな病気やけがのリスクが高まるため、それらをカバーできる保険を選びましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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