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EV車のけん引方法は特殊って本当? 電欠でレッカー車を呼んだら費用はどれくらいかかるのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年4月9日 9時40分

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EV車の突然の電力切れや故障は、誰もが経験するかもしれない不安の1つです。通常のガソリン車と同様に、EV車もレッカーを頼みけん引してもらうことは可能なのでしょうか。   今回は、EV車のけん引方法とレッカー料金についてみていきます。

EV車と通常のガソリン車のけん引方法の違いは?

EV車のけん引方法は、通常のガソリン車と異なるのです。
 
本田技研工業株式会社の「FIT EVレスキュー時の取り扱い」では「けん引要領」としてこのような注意書きがあります。
 
「前輪が接地した状態でけん引されると、モータが回転してシステムにダメージを不える場合があります。 」
 
EVの動力源であるモーターは、電気を流すと回転する仕組みになっていますが、逆に外側からの力でモーターの軸を回すと、電気を発電してしまうのです。そのため、EV車をけん引する際には、必ず前輪または4輪を持ち上げながらけん引をしなければいけません。
 

EV車のけん引ってどれくらいお金がかかるの?

それでは実際に、EV車のけん引サービスを提供している企業の料金を見ていきましょう。
 

電欠駆けつけサービスの料金

ENEOSホールディングス株式会社では、電欠が発生した際に、24時間・365日現場に駆けつける「電欠駆けつけサービス」を提供しています。サービスの概要は以下の通りです。
 
表1

サービス内容 現場給電
近隣50キロメートル圏内の急速充電器までのけん引
料金 1回でも充電利用実績があれば無料(条件あり)
それ以外は1回当たり3万3000円(税込み)

※ENEOSホールディングス株式会社「電欠駆けつけサービスについて」を基に筆者作成
 

JAFロードサービスの料金

一般社団法人日本自動車連盟(JAF)でも、電欠が発生した際に、充電ステーションまで搬送するロードサービスを提供しています。サービスの概要は以下の通りです。
 
表2

サービス内容 充電ステーションまでのけん引
料金(JAF会員の場合) 20キロメートルまで無料、
20キロメートル超過1キロメートルごとに830円(税込み)
料金(JAF非会員の場合) 基本料:1万5700円~(税込み)
けん引料:1キロメートルごとに830円(税込み)

※一般社団法人日本自動車連盟(JAF)「ロードサービス料金表・作業工数表」を基に筆者作成
 

EV車の電欠に備え、自分に合ったサービスを把握しておこう

通常のガソリン車がガス欠を起こすように、EV車もバッテリーがなくなれば電欠を起こします。JAFなどの提供するロードサービスでけん引してもらうこともできますが、電欠駆けつけサービスなどを活用することで、現場まで給電に来てくれるため、レッカー料金がかからずに済みます。
 
今回紹介した以外にも、さまざまなサービスがあります。万一の電欠に備え、自分に合ったサービスを調べておくとよいでしょう。
 

出典

本田技研工業株式会社 FIT EVレスキュー時の取り扱い
ENEOSホールディングス株式会社 電欠駆けつけサービスについて
一般社団法人 日本自動車連盟 (JAF) ロードサービス料金表・作業工数表
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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