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1ヶ月の生活費は前年比で「平均8043円増」に!調査で分かった「物価高」を一番感じる出費とは

ファイナンシャルフィールド / 2024年4月16日 5時20分

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食料品や水道光熱費など、毎日の生活に欠かせない費目の物価が上昇し、家計に大きなダメージを受けている人は少なくないでしょう。物価上昇により、前年よりも生活費が増えたと感じている人も多いのではないでしょうか。   本記事では、生活費の増加具合や物価高を感じる費目について解説します。

2023年の物価上昇は「約9割」の家庭に影響があった

住友生命保険相互会社が2023年10月に全国の20代~60代の既婚の男女5566人を対象に行ったアンケート調査によると、物価上昇が家計に影響を与えたかどうかという質問に対し、約9割が肯定の回答をしました。
 
内訳として、「ある」と回答した人は58.1%、「少しある」と回答した人は31.6%にのぼりました。
 
さらにデータを男女別で見ると男性が88.8%(「ある」57.1%、「少しある」31.7%)、女性が91.1%(「ある」59.7%、「少しある」31.4%)となっています。
 
また、前年と比較した1ヶ月の生活費の増減に関しても、生活費が「増えた」と回答した方は約9割の88.0%となっており、1ヶ月の生活費の増減平均額は2022年と比べて8043円上昇しています。
 

一番「物価高」を感じた費目は「食費」

同調査ではさらに、物価上昇の家計への影響が「ある」および「少しある」と回答した人を対象に、物価上昇の中で最も影響があった費目についても質問しています。結果は表1の通りです。
 
表1

最も影響があった費目 全体に対する割合
食費 58.8%
電気代 20.7%
ガソリン代 13.6%
水道光熱費(電気代以外) 2.0%
旅行・レジャー費 1.7%
日用品費 1.4%
交際費 0.4%
教養費(習い事・学習塾・リカレント等) 0.4%
被服費 0.3%
趣味費 0.3%
美容費 0.2%
その他 0.2%

※住友生命保険相互会社 「スミセイ『わが家の台所事情アンケート』2023」を基に筆者作成
 
全項目の中でトップだったのは食費でした。2位の電気代(20.7%)と比較しても、3倍近い58.8%の方が食費の物価上昇を実感しています。全体的な傾向として、食費・電気代・水道光熱費と生活に密着した項目が上位にランクインしていることが挙げられます。
 
また「家計をやりくりするために削減・節約に取り組んだ費目があるか」との質問に対しても「食費」と回答した人が最も多いという結果になりました。
 
この質問においては、「食費」は全体の48.7%で1位、2位は被服費で26.3%、その後は「趣味費(25.8%)」「電気代(25.2%)」「自身の小遣い(25.0%)」と続いています。
 

生活費は前年度より8000円以上増加! 最も物価高を感じるのは「食費」

今回ご紹介した住友生命保険相互会社のアンケート調査の結果によると、多くの家庭において、2023年度は2022年度よりも1ヶ月あたりの生活費の負担が増えたということが分かりました。平均で1ヶ月8000円以上の負担増となっています。
 
また、最も物価高を感じている費目は「食費」とのことです。食費は、毎日の生活に密着する部分であるだけに、どうしても多くの方が影響を感じるようです。収入の増加だけでなく、支出の節約につながる方法やコツなど、さまざまな工夫と対策が求められるでしょう。
 

出典

住友生命保険相互会社 NEWS RELEASE スミセイ「わが家の台所事情アンケート」2023
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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